研究課題/領域番号 |
23880008
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用分子細胞生物学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
亀井 宏泰 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 特任研究員 (00610362)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 発生 / 初期胚 / PI3K / ゼブラフィッシュ / 胚性幹細胞 / PI3K結合分子 |
研究概要 |
本研究では、初期胚の品質とホスファチジルイノシトール3キナーゼ*(以下PI3K)活性がどのように連動し、どのような分子がそこに関与するか調べる為、主にゼブラフィッシュ胚やマウス胚性幹細胞を用いた解析を行った。まずPI3K触媒サブユニットの各サブタイプ(p110αおよびβ)の特異的阻害剤を用いた実験から、胚発生のごく初期においてはp110βの活性化が重要であることが示された。またマウス胚性幹細胞を用いた実験系においてp110βと結合する分子群の解析を行った。その結果、数種類の新たなp110β結合分子群を見出した。現在、新たに同定された分子がPI3Kの活性や胚の品質管理にどのような意味を持つのか更に詳しく調べている。用語説明*ホスファチジルイノシトール3キナーゼ(PI3K):細胞の生存に必須であり、同時に細胞増殖や分化、細胞運動にも重要な働きをもつことが知られているシグナル伝達タンパク質。重要な生体膜脂質であるホスファチジルイノシトールをリン酸化する酵素として知られている。
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