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「細胞に変化の痕跡を記録する」多色発光―蛍光を用いたレポーティングシステムの作製

研究課題

研究課題/領域番号 23880017
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 応用分子細胞生物学
研究機関鳥取大学

研究代表者

富松 航佑  鳥取大学, 学内共同利用施設等, 研究員 (00614926)

研究期間 (年度) 2011-08-24 – 2013-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2012年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード多色発光 / 多色蛍光 / イメージング
研究概要

動物細胞を用いた研究において細胞の性質を追う際、細胞の性質変化を可視化することは我々研究者に多くの情報をもたらす。近年発達している蛍光イメージング技術は、生物の発生や分化、発現タンパク質の局在や動態、組換えタンパク質高生産細胞などの特定細胞の取得など幅広い分野での活躍が目覚ましい。本研究では標的の細胞の性質を3色のルシフェラーゼと3色の蛍光タンパク質で染め分ける事で複雑な細胞の動態をモニターする「レインボーレポーターシステム」の構築を行なった。平成23年度は、レインボーレポーターの遺伝子コンストラクションを行なった。本研究は、インテグレースというCre/loxPの様な部位特異的組換えシステムを用いている。まずCAGプロモーターの下流にルシフェラーゼを発現する遺伝子を配置する。これにより通常状態の細胞は発光を呈する。このルシフェラーゼ遺伝子の両端にはインテグレースによって認識され、不可逆的な組換えの起こるターゲット配列を配置している。ここにインテグレースが発現する事でCAGプロモーターにドライブされる遺伝子が蛍光タンパク質であるGFPに切り替わる仕組みである。このような発光から蛍光に切り替わるシステムをタンデムに3種類連結することで細胞を最大8パターンに分ける事が可能なベクターを作製した。このベクターをCHO細胞に導入し、動作確認を行なった結果、レインボーレポーターをトランスフェクションした細胞において3種類のルシフェラーゼ(CLuc,SLR,ELuc)の活性が確認された。また、このベクターをCHO細胞にインテグレースと共導入することで、細胞が発光からそれぞれの蛍光(GFP,OFP,RFP)に切り替わることを確認した。これらの結果は、構築したレインボーレポーターは発光と蛍光を組み合わせて8通りの細胞染色パターンを作る事が可能であることを示した。

報告書

(1件)
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 発光と蛍光を組み合わせた多色イメージング細胞/動物の開発2011

    • 著者名/発表者名
      富松航佑
    • 学会等名
      第34回分子生物学会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(神奈川県)
    • 年月日
      2011-12-13
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [学会発表] マルチインテグレースシステムを用いた人工染色体の応用技術2011

    • 著者名/発表者名
      富松航佑
    • 学会等名
      細胞を創る研究会4.0
    • 発表場所
      千里ライフサイエンスセンタービル(大阪府)(招待講演)
    • 年月日
      2011-10-27
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書

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公開日: 2011-09-05   更新日: 2019-07-29  

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