研究課題/領域番号 |
23890035
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
櫻井 浩平 東京大学, 医科学研究所, 助教 (10608756)
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研究期間 (年度) |
2011-08-24 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 上皮間葉転換 / microRNA / SWI/SNF複合体 / エピジェネティクス / 分子スイッチ |
研究概要 |
本研究は、炎症性サイトカインにより、転写因子AP-1、NF-κBや、クロマチンリモデリング因子SWI/SNF複合体等を介してその発現がエピジェネティカルに変動するmicroRNAに注目し、発がん過程やEMT(Epithelial Mesenchymal Transition:上皮間葉転換)において分子スイッチとして働く因子群を同定し、これらが形成する制御ネットワークを明らかにして新たな治療標的を同定することを目指す。長期的なTNFα刺激によってEMTを起こした乳腺上皮細胞MCF10AのRNAを用いてmicroRNAの発現変動をmicroarrayによって網羅的に解析したところ、miR-21の発現が4倍以上上昇しており、Real-time PCRによってもこの確認を行った。miR-21は、がん部で発現が上昇する代表的なmicroRNAであり、がんの進展に大きく寄与することが知られている。TNFα刺激によって活性化されたAP-1、NF-κB等が、miR-21遺伝子の転写を引き起こしたと考えられる。さらに、このときmiR-21の標的遺伝子の1つであるPDCD4タンパクの発現が低下することがWestern blottingによって明らかとなったが、PDCD4のmRNAの発現は低下していなかった。従って、発現が上昇したmiR-21によって、PDCD4の転写後抑制が起こっていると予想される。miR-21の発現上昇とPDCD4の発現低下がMCF10A細胞のEMTに関与する可能性が考えられる。
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