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口唇形成術後の瘢痕組織への触覚刺激に伴う一次体性感覚野の賦活パタンの解析

研究課題

研究課題/領域番号 23890055
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

湊 亜紀子  東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, その他 (50613973)

研究期間 (年度) 2011-08-24 – 2013-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2012年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード口唇 / fMRI / 口唇裂 / 瘢痕組織 / 脳機能
研究概要

口唇は吸綴・咀嚼・嚥下などの行動に関与する消化器官としての役割をはじめとして、吸息・呼息と同期した筋活動を示す呼吸器官、さらには発音・言語を媒体としたコミュニケーション器官としての役割も果たす多機能器官である。一方、口唇裂を有する患者に施行される口唇形成術は、年々改良が加えられ、術後の瘢痕が目立ちにくいように改善されてきているが、いかなる方法を用いたとしても瘢痕は形成され、なかには感覚異常や緊張度の増加、上唇の運動性の低下が認められることもある。そこで、口唇裂を有する患者において、口唇形成術後の瘢痕周囲部の触覚に関連した脳活動を、機能的磁気共鳴画像法(functional magnetic resonance imaging : fMRI)を用いて明らかにすることが、本研究の目標である。
本研究を行う際は、まずMR環境下で使用できる触覚刺激装置の開発が必要となるため、今年度は、この装置の開発を行ってきた。非常に狭いMRガントリー内で使用でき、さらに実験者による出し入れが可能であり、また、撮像中、被験者の白唇に断続的に触覚刺激を与えられることが、装置に必須の条件となる。現在は、被験者ごとに口腔内に安定して装着できるカスタムメイドの装置を検討中である。今後は、開発した装置を応用してfMRIを用いた研究を行った上で、触覚に対する鋭敏さの側性および脳賦活の側性を算出し、末梢における触覚および脳活動の相互の関連性を調べる予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初の計画より、実験に使用する装置の開発に時間を要している。

今後の研究の推進方策

今後も組織的に被験者を集めることが必須のため、臨床科とも密にミーティングを重ね、被験者の協力を募っていく予定である。

報告書

(1件)
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 舌触覚刺激に対する2点弁別および大脳皮質賦活パタンにおける習慣性咀嚼側の関与2011

    • 著者名/発表者名
      湊亜紀子
    • 学会等名
      第70回日本矯正歯科学会大会
    • 発表場所
      名古屋国際会議場
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書

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公開日: 2011-09-05   更新日: 2019-07-29  

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