研究課題/領域番号 |
23890077
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
病態医化学
|
研究機関 | 東京大学 (2012) 名古屋大学 (2011) |
研究代表者 |
久保田 裕二 東京大学, 医科学研究所, 助教 (70614973)
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2012
|
研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
|
配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 癌 / ERK / SUMO / MAPK / Ras-MAPK症候群 / MEK |
研究概要 |
ERK経路(Raf-MEK-ERK)は増殖や分化のみならず、癌をはじめとする様々な疾患に深く関与する。我々は最近、MEKがSUMO化修飾を受ける事を新たに見出した。そこで、本研究ではその生理的意義と疾患への関与を検証した。その結果、SUMO化されたMEKはキナーゼ活性が著しく低下していた事から、MEKのSUMO化はERK経路を負に制御している事が明らかとなった。また、癌遺伝子RasはMEKのSUMO化を阻害する事を見出した。従ってRasは、Rafの活性化のみならずMEKの脱SUMO化を行う事で、ERK経路の異常活性化と発癌を強く惹起している事が示された。
|