研究課題
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結核菌の感染に対する防御免疫においては、CD4陽性T細胞が細胞性免疫の司令塔として必須な役割を果たしている。研究代表者は本研究課題において、免疫抑制受容体PD-1を欠損したマウスが結核菌感染後にIFN-γ産生性CD4陽性T細胞による著しい肺組織傷害によって死亡することを明らかにした。IFN-γ産生性CD4陽性T細胞は抗結核免疫を司る免疫細胞としてよく知られてきたが、T細胞応答制御分子のPD-1を欠損した場合には、宿主に本来有益なCD4陽性T細胞も感染病態の増悪を引き起こしうるという新規の知見が明らかとなった。
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