研究課題
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膵島の再生を期待した新規糖尿病発症NODRhebマウス及びNODマウスへのインクレチン製剤(human GLP-1 analog リラグリチド)単独投与では、NODマウスでは糖尿病の改善効果を認めたものの、NODRhebマウス(R3:発症促進)ではほとんど糖尿病の改善を認めず糖尿病状態からの改善は困難であることが示唆された。さらにリラグリチドとCFA(complete Freud adjuvant)との併用投与では、現在まですべてのNODマウスで糖尿病が改善した。一方、NODRhebマウスでは、糖尿病からの改善をきたす制御性Tregの誘導や膵島の再生は認めず、検討した限りでは糖尿病の改善を認めなかった。NODRhebマウスの周産期における糖尿病発症促進の有無の検討では、NODマウスと比較して出産1カ月以内の糖尿病発症を顕著に認め、かつ出産回数が少なかった。また、NODRhebマウスの自然発症の推移と比較しても糖尿病発症の促進傾向が認められた。
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Biochem Biophys Res Commun
巻: 408 ページ: 306-11
巻: 408 号: 2 ページ: 306-311
10.1016/j.bbrc.2011.04.026