質量分析を用いた肝細胞癌における癌幹細胞特異的なバイオマーカーの解明

• 研究課題/領域番号: 23890164
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 消化器外科学
• 研究機関: 熊本大学
• 研究代表者: 土居 浩一 熊本大学, 医学部附属病院, 非常勤診療医師 (40608858)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円); 2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: Side population 細胞 / ATP-Binding Cassette トランスポーター / Side population細胞 / 肝細胞癌 / 質量分析法

研究概要

肝細胞癌においてSide population(SP)細胞特異的なマーカーの同定を試みた。高分化細胞株であるPLC/PRF/5とHuH1細胞と、低分化細胞株であるHLEとHLFを用いてSP細胞およびMajorpolulation (MP) 細胞を分離し、蛋白レベルでの発現分布を網羅的に比較すると、66kDaの高さにSP細胞でのみ共通する発現が非常に高いバンドを確認した。 質量分析法で同定を試みると、 AlbとTCP1の2つの蛋白が同定された。 しかし、 Western法ではSP細胞 >> MP細胞の発現パターンとは一致せず、同定された蛋白が目的の蛋白とは異なる可能性が考えられた。

研究成果

• [雑誌論文] Comparison between hepatic resection and radiofrequency ablation as first-line treatment for solitary small-sized hepatocellular carcinoma of 3 cm or less. (2013)
  • 著者名/発表者名: 今井克憲
  • 雑誌名: Hepatology Research 巻: Epub ahead of print 号: 8 ページ: 853-864
  • DOI: 10.1111/hepr.12035
  • 査読あり
• [雑誌論文] Assessment of safety in hepaticresection for hepatocellularcarcinoma while focusing on indirecthyperbilirubinemia. (2013)
  • 著者名/発表者名: Masuda T, Beppu T, Nakagawa S, OkabeH, Chikamoto A, Mima K, Otao R, Hayashi H, Doi K, Ishiko T, Takamori H, Baba H
  • 雑誌名: J Hepatobiliary Pancreat Sci 巻: 20 号: 3 ページ: 370-4
  • DOI: 10.1007/s00534-012-0540-8
  • 査読あり
• [雑誌論文] Laparoscopic and thoracoscopicthermal ablation for hepatocellular carcinoma (2012)
  • 著者名/発表者名: Koichi Doi, Toru Beppu, TakatoshiIshiko, Akira Chikamoto, ToshiroMasuda, Hideyuki Tanaka, MasatoshiKuramoto and Hideo Baba
  • 雑誌名: J Microwave Surg 巻: 30 ページ: 225-230
  • URL: http://mol.medicalonline.jp/library/journal/download?GoodsID=ai1jmwse/2012/003000/033&name=0225-0230j&UserID=133.95.84.91
• [雑誌論文] Combined measurements of serum bileacid level and splenic volume may beuseful to noninvasively assess theportal venous pressure. (2012)
  • 著者名/発表者名: Hayashi H, Beppu T, Kuroki H, NakagawaS, Mima K, Okabe H, Nitta H, Imai K,Chikamoto A, Baba H
  • 雑誌名: J Gastroenterol 巻: 47 号: 12 ページ: 1336-1341
  • DOI: 10.1007/s00535-012-0599-7
  • 査読あり
• [雑誌論文] Liver functional volumetry forportal vein embolization using anewly-developed 99mtc-galactosylhuman serum albumin scintigraphyspect-computed tomography fusionsystem. (2011)
  • 著者名/発表者名: Beppu T, Hayashi H, Okabe H, Masuda T,Mima K, Sugiyama S, Horino K, Otao R,Chikamoto A, Doi K, Ishiko T, TakamoriH, Yoshida M, Shiraishi S, YamashitaY, Baba H
  • 雑誌名: J Gastroenterol 巻: 46 号: 7 ページ: 938-43
  • DOI: 10.1007/s00535-011-0406-x
  • 査読あり
• [学会発表] 肝細胞癌切除後の腫瘍マーカー変化と再発との関連 (2012)
  • 著者名/発表者名: 近本 亮、別府 透、有馬浩太、中村健一、大内繭子、岡部弘尚、今井克憲、林洋光、新田英利、中原 修、生田義明、土居浩一、石河隆敏、高森啓史、馬場秀夫
  • 学会等名: 2012 年度日本消化器関連学会週間
  • 発表場所: 兵庫県 神戸国際会議場
  • 年月日: 2012-10-12
• [学会発表] シャント型脳症に対する門脈大循環分流術の治療効果の検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 土居浩一、別府 透、近本 亮、今井克憲、林 洋光、新田英利、生田義明、中原 修、 石河隆敏、 高森啓史、 中曽根豊、池田 理、山下康行、馬場秀夫
  • 学会等名: 2012年度日本消化器関連学会週間
  • 発表場所: 兵庫県 神戸国際展示場
  • 年月日: 2012-10-10
• [学会発表] 単発小型肝細胞における初回治療としての肝切除術の治療成績と予後因子 (2012)
  • 著者名/発表者名: 今井克憲、別府 透、近本 亮、岡部弘尚、林 洋光、新田英利、土居浩一、石河隆敏、高森啓史、馬場秀夫
  • 発表場所: 日 石川県 ANA クラウンプラザホテル金沢
  • 年月日: 2012-07-21
• [学会発表] 混合型肝癌と腫瘤形成型肝内胆管癌切除の比較検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 新田英利、別府 透、中川茂樹、黒木秀幸、美馬浩介、今井克憲、林 洋光、中原 修、 生田義明、 近本 亮、 土居浩一、石河隆敏、高森啓史、馬場秀夫
  • 学会等名: 第48回日本肝癌研究会
  • 発表場所: 石川県 ANA クラウンプラザホテル金沢
  • 年月日: 2012-07-20
• [学会発表] 肝切除における SSI 発生因子の解析と対策 (2012)
  • 著者名/発表者名: 土居浩一、別府 透、近本 亮、今井克憲、林 洋光、新田英利、生田義明、中原 修、甲斐田剛圭、清住雄希、石河隆敏、高森啓史、馬場秀夫
  • 学会等名: 第67回日本消化器外科学会
  • 発表場所: 富山県 富山国際会議場
  • 年月日: 2012-07-19
• [学会発表] SPECT-CT fusion system を用いた機能的肝切除率の臨床的意義 (2012)
  • 著者名/発表者名: 岡部弘尚、別府 透、林 洋光、土居浩一、今井克憲、新田英利、石河隆敏、高森啓史、馬場秀夫
  • 学会等名: 第67回日本消化器外科学会
  • 発表場所: 富山県 富山第一ホテル
  • 年月日: 2012-07-19
• [学会発表] 肝硬変に伴う脾機能亢進症に対する脾体積理論に基づいた治療戦略-PSE (2012)
  • 著者名/発表者名: 林 洋光、別府 透、土居浩一、中村健一、大内繭子、今井克憲、新田英利、近本 亮、石河隆敏、馬場秀夫
  • 学会等名: 第67回日本消化器外科学会
  • 発表場所: 富山県 富山第一ホテル
  • 年月日: 2012-07-19
• [学会発表] 化学・分子標的治療後の肝癌・大腸癌肝転移に対する外科手術のポイント (2012)
  • 著者名/発表者名: 別府 透、近本 亮、土居浩一、林 洋光、新田英利、今井克憲、生田義明、高森啓史、石河隆敏、馬場秀夫
  • 学会等名: 第66回 手術手技研究会
  • 発表場所: 福岡県、 ホテルニューオータニ博多
  • 年月日: 2012-05-26
• [学会発表] 高齢者小肝細胞癌における鏡視下ラジオ波凝固療法の安全性の評価 (2012)
  • 著者名/発表者名: 土居浩一、別府 透、近本 亮、今井克憲、林 洋光、新田英利、生田義明、中原 修、石河隆敏、高森啓史、馬場秀夫
  • 学会等名: 第24回日本肝胆膵外科学会
  • 発表場所: 大阪市 大阪国際会議場
  • 年月日: 2012-05-24
• [学会発表] 肝癌治療における門脈即戦術および門脈結紮術の工夫とその評価 (2012)
  • 著者名/発表者名: 土居浩一、別府 透、近本 亮、今井克憲、新田英利、生田義明、中原 修、甲斐田剛圭、清住雄希、石河隆敏、高森啓史、馬場秀夫
  • 学会等名: 第112回日本外科学会
  • 発表場所: 千葉県 幕張メッセ国際会議場
  • 年月日: 2012-04-13
• [学会発表] 肝細胞癌治療における門脈塞栓術の多角的効果. (2012)
  • 著者名/発表者名: 別府 透、近本 亮、土居浩一、今井克憲、新田英利、岡部和利、増田稔郎、岡部弘尚、石河隆敏、高森啓史、馬場秀夫
  • 学会等名: 第112回日本外科学会
  • 発表場所: 千葉県 幕張メッセ国際会議場
  • 年月日: 2012-04-13
• [学会発表] 腫瘍径 2cm 以上は小型肝細胞癌 (3cm)に対するラジオ波凝固療法における再発予後規定因子である. (2012)
  • 著者名/発表者名: 今井克憲、別府 透、近本 亮、清住雄希、甲斐田剛圭、新田英利、生田義明、土居浩一、石河隆敏、高森啓史、馬場秀夫
  • 学会等名: 第112回日本外科学会
  • 発表場所: 千葉県 幕張メッセ国際会議場
  • 年月日: 2012-04-13
• [学会発表] 当院における混合型肝癌 22 例の検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 新田英利 別府 透、甲斐田剛圭、清住雄希、中川茂樹、黒木秀幸、美馬浩介、岡部弘尚、今井克憲、中原 修、生田義明、近本 亮、土居浩一、石河隆敏、高森啓史、馬場秀夫
  • 学会等名: 第112回日本外科学会
  • 発表場所: 幕張メッセ国際会議場
  • 年月日: 2012-04-13
• [学会発表] 肝細胞癌における癌幹細胞マーカーCD44 の上皮間葉形質転換(EMT)への関与 (2012)
  • 著者名/発表者名: 美馬浩介、岡部弘尚、石本崇胤、中川茂樹、黒木秀幸、今井克憲、新田英利、生田義明、 近本 亮、 土居浩一、 高森啓史、別府 透、馬場秀夫
  • 学会等名: 第112回日本外科学会
  • 発表場所: 千葉県 幕張メッセ国際会議場
  • 年月日: 2012-04-13
• [学会発表] 肝癌治療における門脈塞栓術および門脈結紮術の工夫とその評価. (2012)
  • 著者名/発表者名: 土居浩一
  • 学会等名: 第112回日本外科学会定期学術集会
  • 発表場所: 千葉 幕張メッセ
• [学会発表] 脾機能亢進症に対する用手補助下脾臓摘除術の検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 土居浩一、別府 透、近本 亮、今井克憲、林 洋光、新田英利、増田稔郎、石河隆敏、高森啓史、馬場秀夫
  • 学会等名: 第24回日本内視鏡外科学会
  • 発表場所: 大阪府 大阪国際会議場
  • 年月日: 2011-12-08
• [学会発表] 高度脈管侵襲陽性肝細胞癌に対する術後予防肝動注療法について (2011)
  • 著者名/発表者名: 新田英利、 別府 透、土居浩一、中川茂樹、 美馬浩介、 岡部弘尚、 甲斐田剛圭、清住雄希、 東 孝暁、 今井克憲、 中原 修、生田義明、近本 亮、高森啓史、馬場秀夫
  • 学会等名: 第49回日本癌治療学会学術集会
  • 発表場所: 愛知県 名古屋国際会議場
  • 年月日: 2011-10-28
• [学会発表] S2, S3 肝細胞癌の再発形式および予後の解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 近本 亮, 別府 透、甲斐田 剛圭、清住雄希、 新田英利、 今井克憲、 中原 修、生田義明、土居浩一、石河隆敏、高森啓史、馬場秀夫
  • 学会等名: 第49回日本癌治療学会学術集会
  • 発表場所: 愛知県 名古屋国際会議場
  • 年月日: 2011-10-28
• [学会発表] 肝癌治療における門脈結紮術の有用性 (2011)
  • 著者名/発表者名: 土居浩一、別府 透、近本 亮、今井克憲、新田英利、生田義明、中原 修、甲石河隆敏、高森啓史、馬場秀夫
  • 学会等名: 第49回日本癌治療学会
  • 発表場所: 愛知県 名古屋国際会議場
  • 年月日: 2011-10-28
• [学会発表] EPS10-2, 単発小型肝細胞癌の初回切除例における微小脈管侵襲、 肝内転移の予測因子 (2011)
  • 著者名/発表者名: 今井克憲、 別府 透、 土居浩一、 近本 亮、石河隆敏、 新田英利、 岡部弘尚、 美馬 浩介、東 孝暁、甲斐田剛圭、清住雄希、中原 修、生田義明、高森啓史、馬場秀夫
  • 学会等名: 第49回日本癌治療学会学術集会
  • 発表場所: 愛知県 名古屋国際会議場
  • 年月日: 2011-10-27
• [学会発表] 脈管臣侵襲陽性・進行肝細胞癌の資料戦略-肝切除、IVR、放射線治療からソラフェニブの時代へ (2011)
  • 著者名/発表者名: 別府 透、近本 亮、増田稔郎、美馬浩介、岡部弘尚、阿部真也、今井克憲、岡部和利、杉山眞一、富安真二朗、土居浩一、高森啓史、石河隆敏、馬場秀夫
  • 学会等名: 2011 年度日本消化器関連学会週間
  • 発表場所: 福岡県 西鉄グランドホテル
  • 年月日: 2011-10-23
• [学会発表] 肝細胞癌治療における内視鏡下治療(肝切除・局所凝固療法)の意義 (2011)
  • 著者名/発表者名: 今井克憲、 別府 透、近本 亮、美馬浩介、岡部弘尚、増田稔郎、土居浩一、石河隆敏、高森啓史、馬場秀夫
  • 学会等名: 2011 年度日本消化器関連学会週間
  • 発表場所: 福岡県 西鉄グランドホテル
  • 年月日: 2011-10-23
• [学会発表] 高齢者小肝細胞癌における鏡視下ラジオ波凝固療法の安全性の評価 (2011)
  • 著者名/発表者名: 土居浩一、別府 透、近本 亮、今井克憲、林 洋光、新田英利、生田義明、中原 修、石河隆敏、高森啓史、馬場秀夫
  • 学会等名: 2011 年度日本消化器関連学会週間
  • 発表場所: 福岡県 西鉄グランドホテル
  • 年月日: 2011-10-22
• [学会発表] Side population cells in hepatocellular carcinoma are dependent on MAPK singal in vitro (2011)
  • 著者名/発表者名: 岡部弘尚
  • 学会等名: International Symposium on Minimal Residual Cancer
  • 発表場所: (大阪)ブランチューブ大阪
  • 年月日: 2011-09-21
• [学会発表] 脾機能亢進症における治療選択基準の検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 土居浩一、別府 透、近本 亮、今井克憲、林 洋光、新田英利、生田義明、中原 修、石河隆敏、高森啓史、馬場秀夫
  • 学会等名: 第18回日本門脈圧亢進症学会
  • 発表場所: 福岡県 マリンメッセ福岡
  • 年月日: 2011-09-16
• [学会発表] 肝性脳症に対する門脈大循環分流術の検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 今井克憲、別府 透、土居浩一、石河隆敏、近本 亮、新田英利、中原 修、生田義明、 高森啓史、 池田 理、 山下康行、馬場秀夫
  • 学会等名: 第18回日本門脈圧亢進症学会総会
  • 発表場所: 福岡県 マリンメッセ福岡
  • 年月日: 2011-09-15
• [学会発表] 急性汎発性腹膜炎における周術期血清乳酸値測定による予後判定の検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 土居浩一、緒方健一、平野祐一、工藤啓介、成田泰子、大地哲史、馬場秀夫
  • 学会等名: 第66回日本消化器外科学会
  • 発表場所: 愛知県 名古屋国際会議場
  • 年月日: 2011-07-23
• [学会発表] 急性汎発性腹膜炎における周術期血清乳酸値測定の意義 (2011)
  • 著者名/発表者名: 土居浩一、緒方健一、平野祐一、工藤啓介、成田泰子、大地哲史、馬場秀夫
  • 学会等名: 第111回日本外科学会
  • 発表場所: 東日本大震災のため紙上発表
• [図書] 「切除不能大腸癌肝転移に対する conversion therapy」臨床外科 (2012)
  • 著者名/発表者名: 土居浩一、別府 透、近本 亮、美馬浩介、岡部弘尚、今井克憲、林 洋光、新田英利、坂本快郎、宮本裕士、渡邊雅之、石河隆敏、馬場秀夫
  • 出版者: 医学書院
• [図書] 「播種性骨髄癌症を呈した膵尾部癌の 1 例」 癌と化学療法 (2012)
  • 著者名/発表者名: 中村健一、高森啓史、中原 修、生田義明、黒木秀幸、中川茂樹、美馬浩介、岡部弘尚、新田英利、今井克憲、近本 亮、土居浩一、石河隆敏、別府 透、猪山賢一、馬場秀夫
  • 出版者: 癌と化学療法社