今回の研究は 10%中性脂肪として MCT と LC を 1 対 1 の等量で混合し PG(大豆レシチンである epikuron200 と glycerol から phospholipase DM で合成したリン脂質)で乳化した、新組成の脂肪乳剤を用いて行った。Wistar 系 4 週齢雄性ラットを使用し、新組成 PG乳化 MCT/LCT 剤を含む持続静脈投与を行い、直後の血清の中性脂肪、リン脂質、HDLコレステロール、AST、ALT、直接および間接ビリルビン値の測定を行った。その結果、1.2g/kg/hr および 1.8g/kg/hr の投与速度では肝機能障害が著名で、至適速度は 0.6g/kg/hrであることがわかった。
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