研究課題
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近年我々が報告した PGAM5 の結合因子の質量分析による網羅的解析とショウジョウバエを用いた in vivo スクリーニングを組み合わせて、PINK1-Parkin の機能に関与する因子の探索を行った。その結果、PINK1 欠失ショウジョウバエの表現型を修飾する結合因子として Target of rapamycin complex 2(TORC2)の構成因子である Rictor の同定に成功した。しかしながら、培養細胞において Rictor は PINK1 のリン酸化基質である証拠は得られなかった。次に PINK1 新規リン酸化基質探索のため、PINK1 ノックアウト細胞を用いた比較リン酸化プロテオミクス解析を行い、Parkin のユビキチン様ドメインの 65 番目のセリン残基がミトコンドリア膜電位低下時かつ PINK1 依存的にリン酸化修飾されることを示した。この Parkinのリン酸化修飾は、 Parkin のユビキチンリガーゼ活性の活性化に必要であることが示唆された。
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