研究課題
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IL-8は、悪性腫瘍の進行におけて重要な役割を示唆している。Ni化合物は、発がん性物質として認識されているが、IL-8との関連には不明な点が多い。口腔扁平上皮癌細胞株を用いて自発的なIL-8の分泌に対するNi2+イオンの効果を検討した結果、Ni2+イオンは、用量および時間依存的にIL-8分泌を阻害することが示した。IL-8発現はNF-κBに大きく依存していて、p50の分子のN末端部分におけるヒスチジンのクラスタが結合に必要であることを示した。
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