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口腔レンサ球菌による感染性心内膜炎の予防薬の開発および発症リスク診断法の確立S

研究課題

研究課題/領域番号 23890219
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関日本歯科大学

研究代表者

田代 有美子 (浦野 有美子 / 田代 有美子(浦野有美子))  日本歯科大学, 生命歯学部, 講師 (30434145)

研究期間 (年度) 2011 – 2012
研究課題ステータス 完了 (2012年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード微生物学 / 感染性心内膜炎 / 予防薬 / シアル酸結合性アドヘジン / 口腔レンサ球菌
研究概要

感染性心内膜炎は病原体が心臓の内膜に感染する事で、心内膜での疣贅の形成、敗血症、血管塞栓などの症状を起こす病気である。この病気は心疾患をもつ方に起こりやすく、この方が一過性の敗血症を生じる可能性のある出血を伴う手術や処置を受ける際は、抗菌薬投与による予防が必要となる。しかしながら、歯科処置の際の抗菌薬投与による予防は、非常に少数例で予防に成功する可能性があるのみである。そこで、本研究では抗菌薬投与以外の新たな感染性心内膜炎に対する予防処置の確立を目的とした。口腔レンサ球菌の一種であるStreptococcusgordoniiは、口腔内における歯垢の形成や、それに続く歯肉炎の発症に関与しているのみならず、感染性心内膜炎の原因菌としても知られている。S.gordoniiによる感染性心内膜炎の発症には、菌体表層に発現するシアル酸結合性アドヘジン(Hsa)が重要な役割を担っている事が明らかとなっている。そこで、Hsaとシアル酸との結合を阻害する化合物の探索を試みた。赤血球凝集反応法を用い9600個の化合物をスクリーニングした結果、3個の化合物で菌体による赤血球凝集反応の阻害がみられた。また、Hsaのシアル酸結合領域であるNR2領域とGSTとの融合タンパク質GST-HsaNR2を用いたシアル酸結合実験では、先に得られた3個の化合物のうち、1個の化合物でNR2領域とシアル酸との結合の阻害活性がみられた。以上の結果より、9600個の化合物中から1個の候補薬を得る事ができた。

報告書

(3件)
  • 2012 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2011 実績報告書

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公開日: 2011-09-05   更新日: 2019-07-29  

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