200床未満の病院に就職した新人看護職員を対象に、無記名自記式質問紙調査を行った。回答した全看護職員が卒後臨床研修を受けており、約50%の者が他施設や職能団体の研修を受講していた。研修受講後活用できたもので多かった意見は「与薬の技術」であり、次いで「創傷管理技術」であった。研修受講への施設の支援状況として「研修当日の出勤扱い」・「研修受講料の負担」があったものは、回答の約半数であった。今後他施設や職能団体による研修利用を広げ、全ての新人看護職員が卒後臨床研修に参加できる経済的支援や労働環境への支援の必要性が示唆された。
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