研究課題
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我々はアスベスト曝露が免疫担当細胞に与える影響を研究している。これまでに制御性T細胞のモデル細胞株であるMT-2を低濃度アスベスト存在下で長期培養したアスベスト長期曝露細胞株を樹立しており、本細胞株はアポトーシスを誘導する高濃度アスベストに対して抵抗性を示すこと、高いTGFβやIL-10産生能を有することを報告している。本研究では制御性T細胞の分化に関与する転写因子群FoxP3、NFAT、FoxO1に着目し、アスベスト曝露により誘導されるアポトーシスの回避と制御性T細胞機能の増強の仕組みを検討した。その結果、アスベスト長期曝露によりFoxP3とFoxO1の発現が低下すること、FoxO1がアスベスト曝露によるアポトーシス誘導に関与することを見いだした。これら結果はアスベスト長期曝露が制御性T細胞の機能を増強する分子機構を明らかにするうえで重要である。
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