プロテインノックダウン法による活性型Ras を標的とした新規抗腫瘍薬の開発

• 研究課題/領域番号: 23890251
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 創薬化学
• 研究機関: 国立医薬品食品衛生研究所
• 研究代表者: 服部 隆行 国立医薬品食品衛生研究所, 機能生化学部, 主任研究官 (50377751)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円); 2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: Ras / 癌 / 分子標的治療 / タンパク質分解

研究概要

本研究課題では、プロテインノックダウン法によって、活性型Ras タンパク質を特異的に標的するSNIPER の開発を目的とする。今回、実際に癌細胞の活性化型 Ras を標的すると癌細胞の増殖が抑制され、活性化型Ras が癌治療の潜時的標的となることが 示された。さらに、SNIPER 作成に必須であるRas 結合低分子化合物を数種類確認し、ベスタ チンとのハイブリッドの合成に取りかかっている。

研究成果

• [学会発表] 細胞膜透過性蛍光 NTA の設計・合 成 (2013)
  • 著者名/発表者名: 加藤 雅士,正田 卓司,出水 庸介,井 上 英史,服部 隆行,内藤 幹彦,栗原 正 明
  • 学会等名: 日本薬学会第133年会
  • 発表場所: 横浜市
• [学会発表] 細胞分化に伴うRBタンパク質のセリン612の特異異的リン酸化. (2013)
  • 著者名/発表者名: 服部 隆行,内田 千晴,高橋 宏隆,山 本 直樹,内藤 幹彦,田矢 洋一
  • 学会等名: 日本薬学会第133年会
  • 発表場所: 横浜市
• [学会発表] Distinct phosphorylation of the retinoblastoma protein at serine 612 in differentiated cells (2013)
  • 著者名/発表者名: Takayuki Hattori, Chiharu Uchida, Hirotaka Takahashi, Naoki Yamamoto, Mikihiko Naito, Yoichi Taya.
  • 学会等名: Ninth AACR/JCA Joint Conference
  • 発表場所: Hawaii, U S A
• [学会発表] Development of SNIPER(ER) that induces estrogen receptor degradation followed by rapidcell death in breast cancer cells (2013)
  • 著者名/発表者名: Keiichiro Okuhira, Yosuke Demizu, Nobumichi Ohoka, Norihito Shibata, Takayuki Hattori, Tomoko Nishimaki-Mogami, Masaaki Kurihara, Haruhiro Okuda, Mikihiko Naito.
  • 学会等名: Ninth AACR/JCA Joint Conference
  • 発表場所: Hawaii, U S A
• [学会発表] 細胞膜透過性蛍光NTAの創製 (2012)
  • 著者名/発表者名: 正田 卓司,加藤 雅士,井上 英史,服 部 隆行,内藤 幹彦,栗原 正明.
  • 学会等名: 第56回日本薬学会関東支部大会
  • 発表場所: 東京都
• [学会発表] 分化細胞におけるRB タンパク質のserine612 の部位特異的リン酸化 (2012)
  • 著者名/発表者名: 服部隆行,田矢洋一
  • 学会等名: 第71回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 札幌市
• [学会発表] プロテインノックダウン法によるエストロゲンレセプターの分解 (2012)
  • 著者名/発表者名: 奥平 桂一郎,出水 庸介,大岡 伸通, 柴田 識人,服部 隆行,最上(西巻) 知 子,栗原 正明,奥田 晴宏,内藤 幹彦
  • 学会等名: 日本薬学会第132年会
  • 発表場所: 札幌市
• [学会発表] シガトキシンBサブユニットによる細胞死誘導機構 (2012)
  • 著者名/発表者名: 服部 隆行,大岡 伸通,高橋 美帆,西 川 喜代孝,内藤 幹彦
  • 学会等名: 日本薬学会第132年会
  • 発表場所: 札幌市
• [学会発表] Development of Hybrid Small Molecules That Induce IAP-Mediated Ubiquitylation and Proteasomal Degradation of Target Proteins in a Specific Manner (2012)
  • 著者名/発表者名: Mikihiko Naito, Keiichiro Okuhira, Yosuke Demizu, Yukihiro Itoh, Minoru Ishikawa, Nobumichi Ohoka, Norihito Shibata, Takayuki Hattori, Tomoko Nishimaki-Mogami, Masaaki Kurihara, and Yuichi Hashimoto
  • 学会等名: Genetics and Chemistry Sharing a Language of Discovery
  • 発表場所: Boston, USA
• [学会発表] Degradation of Estrogen Receptor Induced by a Small Hybrid Molecule SNIPER (ER) (2012)
  • 著者名/発表者名: Keiichiro Okuhira, Yosuke Demizu, Nobumichi Ohoka, Norihito Shibata, Takayuki Hattori, Tomoko-Nishimaki Mogami, Masaaki Kurihara, Haruhiro Okuda, and Mikihiko Naito
  • 学会等名: The 16th Japanese Foundation for Cancer Research-International Symposium on Cancer Chemotherapy
  • 発表場所: Tokyo
• [学会発表] プロテインノックダウン法によるエストロゲン受容体の分解 (2011)
  • 著者名/発表者名: 奥平 桂一郎,出水 庸介,大岡 伸通, 柴田 織人,服部 隆行,最上(西巻)知子,栗原 正明,奥田 晴宏,内藤 幹彦
  • 学会等名: 第70回日本癌学会総会
  • 発表場所: 名古屋市
• [備考]
  • URL: http://www.nihs.go.jp/dfbg/frame.html