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複合メディアの構成要素としての言語の役割に着目した読解力育成授業の開発研究(2)

研究課題

研究課題/領域番号 23902006
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 国語・国文学
研究機関大阪府豊能町教育委員会

研究代表者

増田 ゆか  大阪府豊能町教育委員会, 教育支援課, 指導主事

研究期間 (年度) 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
400千円 (直接経費: 400千円)
2011年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワード複合メディア / 構成要素 / 読解力
研究概要

平成21年度に機会を得た奨励研究では、文字言語テクストと、複合テクストの比較を通じてテクスト読解方略を育成するメディア教材、特に静止画を含む複合テクストの開発と実践提案を行った。平成23年度は、さらにBGMやナレーションといった聴覚要素を含む映像表現について教材の開発を中心に研究した。
年度の前半は、英国におけるメディア理論書、指導書、教材DVDから、発達段階に応じた映像リテラシーを検討した。日本のメディア表現(CM、映画の予告編冒頭、ドキュメンタリー)の中から、教材として使用できそうなものを資料収集し、教材化に向けてある程度の分析を終えた。
8月に開催された大阪府高槻市の現職教員対象研修「第7回国語科メディア・フォーラム映像メディアをいかした読む・書く・話す・聞く言語活動の開発」では、今までの実践提案とともに、映像教材を用いた実践ワークショップを行い、先生方と意見交換の機会を得た。
年度の後半は、大阪教育大学附属池田中学校,豊能町立中学校等に実践協力を依頼し、いくつかのパイロット授業を実施し、学習者の反応分析を試みた。映像を用いた実践提案の一例は、大阪教育大学研究紀要にまとめた。(平成24年度前期出版予定)現在分析中の実践報告は次年度中に学会等で発表する予定である。
中学校における映像教材を取り入れたパイロット授業から、文字言語を読むという行為と意味の生成そのものについて学習者により強く自覚させる機会を提供できることが、学習者の反応から見て取れた。
課題として、制限ある年間指導時数の中で、映像機器設定を伴うメディア学習を独立した単元として位置づけることの困難さが明らかになった。そのため、既存の文字言語教材と関連づけた映像メディア教材の作成を検討し、年間指導計画の中に無理なく取り入れる工夫が求められる。現在、教科書に取り上げられている教材との関連した教材の開発に取り組んでいるところである。

報告書

(1件)
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 表現メディアの違いに着目した中学校国語科実践の考察-写真と言葉を組み合わせた「ことわざ辞典」の制作を通して-2012

    • 著者名/発表者名
      松山雅子, 増田ゆか
    • 雑誌名

      大阪教育大学研究紀要

      巻: 第61巻(印刷中)

    • 関連する報告書
      2011 実績報告書

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公開日: 2011-04-06   更新日: 2016-04-21  

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