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タイ出身の子どもたちの自己実現意識を育むネットワーク形成に関する実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23907026
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教育学・教育社会学
研究機関大阪市立豊崎中学校

研究代表者

矢嶋 ルツ  大阪市立豊崎中学校, 帰国・来日した子どもの教育センター校, 教諭

研究期間 (年度) 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
2011年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード外国人生徒 / 自己実現意識 / 実践的研究
研究概要

平成23年度は、研究目的と計画に基づき、以下の実践的研究を実施した。
【アクションリサーチ】
(1)「子ども会議」の開催-大阪府下の大学・高校・中学のタイ出身生徒、教員、教育委員会、母語支援者、タイ領事館、地域の支援者、保護者が参加して開催した。継続して開催する事でお互いを仲間として意識し、先輩をロールモデルとして進学する生徒が増えてきている。保護者への情報提供を含め、具体的な支援連携の形ができつつあることが研究成果である。
【フィールドワーク】
(1)タイチェンマイで日タイ国際児の状況を継続して調査した。家庭訪問、聞き取りをすることにより、タイ日間を移動する子どもたちの社会的背景と問題点について研究ができた。
(2)現地NGOと自尊心育成のワークショップ「My Life Story」を実施した。タイ人臨床心理士が参加し子どもたちがそれぞれの成育歴を振り返りお互いの課題を共有する手法を用いて、その有効なプロセスを検証した。
【ネットワークの形成】
(1)東京外国語大学「多文化社会実践研究・全国フォーラム」(第5回)で研究報告をし、意見交流をした。
(2)宇都宮、横浜のタイ出身の子どもを支援する団体の活動の聞き取り調査を行った。
(3)地域支援者と懇談の場を作り、情報交換と支援のネットワーク作りを進めた。
【成果と展望】
(1)自己実現意識を高めるために、自己を見つめる場や目標を実感できる機会を作る事は、大きな成果がある。継続的に実施することで、より長期間の目標設定を意識することができた。
(2)先行活動団体の事例から当事者の主体的なかかわりが形成されるプロセスについて、研究を進めることができた。
(3)自己実現を可能にするために、具体的な学力を向上させるための実践的な研究が必要である。

報告書

(1件)
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] タイ出身の子どもたちの自己実現意識を育むネットワーク形成に関する実践的研究2011

    • 著者名/発表者名
      矢嶋ルツ・小林悦子
    • 学会等名
      多文化社会実践研究・全国フォーラム(第5回)
    • 発表場所
      東京外国語大学多言語多文化教育センター
    • 年月日
      2011-11-27
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書

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公開日: 2011-04-06   更新日: 2016-04-21  

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