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総合学科高校における環境倫理の視点を導入した実感型環境学習の実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23907027
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教育学・教育社会学
研究機関群馬県立伊勢崎興陽高等学校

研究代表者

山本 容子  群馬県立伊勢崎興陽高等学校, 教諭

研究期間 (年度) 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
300千円 (直接経費: 300千円)
2011年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
キーワード環境学習 / 環境倫理 / ディープ・エコロジー
研究概要

1研究目的
本研究では、勤務校である総合学科高校の福祉科目の授業において、「環境倫理」の観点を導入し、環境リテラシーの育成を目指した環境学習プログラムの開発、試行および評価を行い、自然との共生を実感させる環境学習のあり方を解明することを目的とした。
2研究方法
高校生と高齢者との交流を踏まえ、「環境倫理」の視点を取り入れた身近な自然との一体感を感じる環境学習プログラムを開発した。本プログラムは、ディープ・エコロジー思想を導入したワークをアレンジした「身近な植物との一体化体験」を中心とした野外体験学習をネイチャーゲーム「カモフラージュ」、「フィールドビンゴ」と組み合わせて構成し、勤務校の「福祉と人間を学ぶ系列」の生徒2・3年生計26名を対象に、校庭の草地において平成23年11月に実施した。
3研究成果
プログラム実施後の質問紙調査の結果、参加した96%の生徒が草地の植物との一体感を感じ、一体感を感じた、生徒の96%が心が豊かに成長した実感を持ち、参加した96%の生徒が校庭の草地の動植物間のつながりを感じ、すべての生徒が校庭の動植物にも生を全うする権利があると感じ、80%の生徒が、将来、高齢者との交流に本プログラムのような活動を生かせると感じていることが明らかになった。短時間のプログラムであり、実施高校の種々の条件に規定された事例的実践ではあるが、ディープ・エコロジー思想をもとにした「環境倫理」の観点を導入した環境学習プログラムを実施することにより、生徒に身近な自然において他の生命体との一体感、および、心の成長を実感させることができ、環境リテラシーの育成を一定程度達成することができた。

報告書

(1件)
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012 2011

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 高校での環境倫理教育の実践-身近な植物との一体化体験を中心として-2011

    • 著者名/発表者名
      山本容子
    • 雑誌名

      日本教育学会関東地区研究会シンポジウム「環境教育の新たな展開と課題」

      ページ: 13-20

    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [学会発表] 高校での環境倫理教育の実践-身近な植物との一体化体験を中心として-2011

    • 著者名/発表者名
      山本容子
    • 学会等名
      日本教育学会関東地区研究会
    • 発表場所
      筑波大学(茨城県)
    • 年月日
      2011-06-19
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [図書] 教科教育の理論と授業II理数編(第II部第8章の「理科の野外観察」を執筆)2012

    • 著者名/発表者名
      大高泉, 清水美憲編(山本容子一部著)
    • 出版者
      協同出版
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書

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公開日: 2011-04-06   更新日: 2016-04-21  

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