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在日アフリカ系児童の文化継承の観点によるガーナのわらべうたの研究

研究課題

研究課題/領域番号 23907032
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教育学・教育社会学
研究機関深谷市教育委員会

研究代表者

遠藤 晶子  深谷市教育委員会, 臨時職員

研究期間 (年度) 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
2011年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード在日アフリカ系児童 / 文化継承 / ガーナのわらべうた
研究概要

現在200万人を超える登録在留外国人の中でアフリカ出身者はマイノリティとはいえ決して少ない数ではない。日本を基盤として生活している者も多く、日本国籍を持つ二世の子の数は数千人規模に及んでいる。しかしながら日本国内においてはアフリカに関する情報を得られる場が全般的に乏しく、日本のアフリカ系家族において子にアフリカ文化継承教育を施そうとする場合にはそのリソースがほとんどないのが現状である。また教育現場では、在日外国人児童を対象とした支援環境は整備されつつあるものの、アジア系や南米系児童を対象としたものが中心であり、アフリカ系児童を対象としたものはほとんどない。
本研究はそうした困難な状況にあるアフリカ系二世の子らの文化継承教育への一助としてガーナのわらべうたにフォーカスした。わらべうたはリズムやメロディに乗せて歌ったり体を動かしながらガーナの文化・歴史や自然、知恵や慣習を学んだり感じ取ることができ、同じ子どもの目線でその文化を体得するのに非常に有効だからである。
わらべうたの収集は在日アフリカ人人口が第二位に多いガーナ人の、多数派民族の住むアシャンティ地方にて約1か月行い23種類を収集した。一方在日アフリカ系児童の保護者にアンケート調査を行い、文化継承について日頃どのような課題を抱えるのか浮き彫りにした。傾向として、一目で外国人と見られる容姿のアフリカ系の子のルーツを否定する家庭はほとんど見られなかったが、文化継承については困難な状況であることが改めて確認された。また中にはアフリカ人の親自身も無関心なケースも見られた。調査回答数が十分でないため本調査は継続して行い分析・発信する必要がある。
在日アフリカ系親子の場「アフリカンキッズクラブ」では本研究を基にワークショップを行い、47名が参加。アフリカ系の子どもたちのアイデンティティ形成の動機づけに寄与した。また参加者をアフリカ系児童に限定せずにいたことで日本や他国の子どもにとっても国際理解の場となった。本成果は広く参照できるようホームページを作成し、パンフレットを掲載した。

報告書

(1件)
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] ガーナ&アフリカ・こどものあそび教室:アフリカンハートであたたかな冬の一日2012

    • 著者名/発表者名
      遠藤晶子
    • 学会等名
      アフリカンキツズクラブ/特活アフリカ日本協議会
    • 発表場所
      JICA地球ひろば
    • 年月日
      2012-02-05
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://childrenplaysghana.web.fc2.com/index.html

    • 関連する報告書
      2011 実績報告書

URL: 

公開日: 2011-04-06   更新日: 2016-04-21  

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