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アノト方式デジタルペンを使った協同的学習による「音楽の仕組みを考えた旋律づくり」

研究課題

研究課題/領域番号 23908005
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教科教育学Ⅰ(文科系)
研究機関和歌山大学

研究代表者

江田 司  和歌山大学, 教育学部附属小学校, 教員

研究期間 (年度) 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
2011年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードアノト方式デジタルペン / 旋律づくり / 音楽の仕組み
研究概要

【研究目的】(1)学習支援ツール(アノト方式デジタルペン)を活用した協同的な学びにおいて、学級全体での情報の共有がもたらす効果。(2)どの子どもにもできるハ調7音音階を使った旋律創作のプロセスの解明。
【研究方法】これらの2点について、平成23年10月~11月まで、和歌山大学教育学部附属小学校5年生普通学級(30人)3及び少人数複式学級(7人)1を被研対象とした。普通学級では4~5名×7グループに各1本ずつ、複式学級では1人各1本のデジタルペンをもたせ、
(1)正しくト音記号を書く。(2)楽曲の終止部分をつくる。(3)3番目の音をソに指定して3拍の開始動機をつくる。(4)同型反復と同音反復を使って2小節のまとまりのあるフレーズをつくる。(5)続く2小節(半終止)と後半フレーズをつくり、対照的な第3フレーズを加え、2部形式(aa'ba')16小節の楽曲をつくる等々の場面を用意した。本学教員及び現職教員の協力を得てこれらを考察した。
【研究成果】(1)において、他児童の映像が頻繁に見られることによって修正が為されていった。少人数学級では(2)~(5)においても同様の成果が得られ、自分たちで画像操作を行い頻繁に交流することで、旋律線の修正・吟味が行われていった。普通学級においては(2)~(4)までの基本的な課題を全児童がクリアする点において効果が表れたけれども、個別に進度の差が現れる(5)の活動では、モデル提示以外には効果が見られなかった。また(5)では、反復を生かしながら自由に作曲する児童の姿が見られたのは、デジタルペンを使った旋律創作過程の可視化、及び協同的な学習形態がこのような結果を生んだと考えられる。

報告書

(1件)
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] ハ調の音階による16小節の旋律づくり2012

    • 著者名/発表者名
      江田司
    • 雑誌名

      和歌山大学教育学部附属小学校紀要

      巻: 第35集 ページ: 96-101

    • 関連する報告書
      2011 実績報告書

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公開日: 2011-04-06   更新日: 2020-05-15  

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