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デジタルオシロスコープとコンピュータを活用した物理生徒実験の開発と実践

研究課題

研究課題/領域番号 23909021
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教科教育学Ⅱ(理科系)
研究機関東京学芸大学

研究代表者

川角 博  東京学芸大学, 附属高等学校, 教諭

研究期間 (年度) 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
2011年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードデジタルオシロスコープ / 物理実験 / ICT
研究概要

【研究目的】
オシロスコープのデジタル化に高校物理の授業が対応できるように,一連の教材を開発する。
【研究方法】
従来のアナログオシロスコープを使った実験を,授業実践を通して,すべてデジタルオシロスコープによるものとし,授業に必要な一連の教材を作る。また,デジタルオシロスコープの特性を分析し,これを生かした実験を開発する。
【研究成果】
デジタルオシロスコープを利用した10テーマの実験を開発・実践・分析し,実際に使える実験プリント,実験結果とその分析を各種研究会などで公開した。デジタルオシロスコープという汎用測定機器を多くの生徒実験に活用し,コンピュータ等のデジタル機器との連携をはかることでICTの活用機会が増すと共に,以下のような成果が上がった。
(1)デジタル化により実験精度が向上し,分析の容易さにより,実験時間の短縮と分析時間の確保ができた。
(2)コンピュータとの連携により,高度な分析も容易となった。
(3)実践を通して,どの学校でも活用可能な実験器具,方法,プリントを開発・改善できた。
(4)コンピュータ、デジタルマルチメータ、ファンクションジェネレータとの連携を深めることができた。
(5)生徒や教員から利用後の意見を集めたところ,分かり易い,精度が高い,分析し易いなど好評であった。
(6)デジタル世代の生徒はマニュアル無しに実験を進めており,機器の使用マニュアルは不要と思われる。
(7)将来のマルチチャンネル化に備え,4チャンネルのデジタルオシロスコープ活用による,誘電体中の電場の伝播速度や定常波の様子の探究,気柱における反射波の分析などにも活用した。これにより,時間的,空間的に現象を立体的に捉え易くなることが分かった。

報告書

(1件)
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2012 2011 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] デジタルオシロスコープとコンピュータを活用した物理生徒実験の開発と実践2012

    • 著者名/発表者名
      川角博
    • 雑誌名

      東京学芸大学附属学校研究紀要

      巻: 第50巻(印刷中)

    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [雑誌論文] 誘電体中を電場が伝わる速さ2012

    • 著者名/発表者名
      川角博
    • 雑誌名

      東京都理化教育研究会研究集録

      巻: 第51巻 ページ: 18-19

    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [雑誌論文] デジタルオシロスコープの物理実験への利用2011

    • 著者名/発表者名
      川角博
    • 雑誌名

      全国理科教育大会研究集録

      巻: 第82巻 ページ: 8-11

    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [学会発表] デジタルオシロスコープを活用した物理実験2011

    • 著者名/発表者名
      川角博
    • 学会等名
      日本理化学協会
    • 発表場所
      鹿児島県鹿児島市(かごしま県民交流センター)
    • 年月日
      2011-08-05
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [備考] に,開発教材や実験結果を掲載予定。

    • URL

      http://113.43.198.211/~physics/

    • 関連する報告書
      2011 実績報告書

URL: 

公開日: 2011-04-06   更新日: 2020-05-15  

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