• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

「言語力」向上のための論理教育の教材および指導法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23909033
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教科教育学Ⅱ(理科系)
研究機関大阪教育大学

研究代表者

竹歳 賢一  大阪教育大学, 附属天王寺中学校, 教諭

研究期間 (年度) 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
400千円 (直接経費: 400千円)
2011年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワード論理教育 / 言語力 / 記号論理
研究概要

○研究の目的
中学生が教科の学習のみならず,あらゆる場面でのコミュニケーション,プレゼンテーションなどにおいて,「言語力」は必要不可欠であり,正しい「論理力」を修得することによって,「言語力」がより高まると考えられる。それを実現できるような中学生を対象とした論理教育の教育内容・指導方法を提案することが本研究の目的である。
○研究の方法
1 生徒の論理力に関する認識調査をおこない,その様相を分析し問題点を洗い出す。
2 先行研究を文献調査により,これまでの論理教育の成果と課題を洗い出す。
3 1,2の結果をもとに,教育内容・指導方法を開発し,教育実践をおこないその効果を検証する。
○研究成果
中学校2年生における「数学課題での論理活用能力」と「日常場面での論理活用能力」の関連について調査した結果,数学問題の正答率に国立校(n=117),私立校(n=62),公立校(n=75)間に差が表れたが,日常場面問題については,それがほとんど見られなかった.つまり,数学の問題の正解率が高いから,それに関連して日常問題の正解率も高くなるとは言えない.このことは,数学で学習した論理の理解と日常場面での論理の理解との関連があまり見られないことが示唆された。したがって,日常場面においても活用できる論理能力を身につけさせるための教育内容・指導法が望まれる。
論理教育の先行研究を概観した結果,記号論理を利用した教育が有効であることがわかった。
調査結果とこれまでの先行研究の成果を参考にして,「日常場面での論理活用能力」を育成するための記号論理を梃子とした論理教育の内容・指導法を開発した。これは,「言語力」を高めるための新たな論理教育の提案である。
今後の課題として,開発した論理教育の授業実践の事前・事後に,「1分間スピーチ」を実施して筆者が作成した「言語力」指標をもとに評価をおこない開発教材と指導法の検証をおこないたい。

報告書

(1件)
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 中学生における数学論理と日常論理の理解の関連2011

    • 著者名/発表者名
      竹歳賢一・黒田恭史・岡本尚子
    • 学会等名
      日本教育実践学会
    • 発表場所
      佛教大学
    • 年月日
      2011-11-06
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書

URL: 

公開日: 2011-04-06   更新日: 2020-05-15  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi