• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

船舶関連流体現象の理解促進を目指した机上回流水槽装置と実習プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23909050
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教科教育学Ⅱ(理科系)
研究機関富山高等専門学校

研究代表者

浦 恵里夏  富山高等専門学校, 技術室, 技術職員

研究期間 (年度) 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
2011年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード流体力学 / 回流水槽 / 可視化
研究概要

流体力学上の静的な釣合関係("浮力と重量"、"横/縦傾斜における傾斜モーメントと復原力"など)を理解するための机上実習装置を活用しているが、舵揚力、プロペラ推力、船体抵抗などの複雑ではあるが重要な動的な流体現象に関する教材を提供できないでいた。
本研究は、机上で流れを生成する机上回流水槽装置を設計・試作し、「動的な流体現象を触って、見て、感じて理解する机上実習」を実現し、学生の船舶関連の動的な流体現象の理解を促進させることを試みた。
現有する大型回流水槽の要目と特性に基づき、W:600×D:400×H:100mm(観測部長=200mm)の机上回流水槽を試設計し、モータ・インペラを含めた机上回流水槽の主要目の決定、3Dモデラー(solidworks)による水槽本体の詳細設計を行った。
・机上回流水槽の本体は3Dプリンタ(uPrint)により分割して樹脂成型し、観測に使用する舵も同じく樹脂成型する。
・観測部はアクリル板を加工し、インペラ、モーター、コントローラなどの駆動部・駆動制御部を組立、試作する。
・舵角調整部、検力計を取り付け、舵角に対する揚力が測定できる構造とする。
試作した机上回流水槽のインペラ回転に伴う流速分布等を計測、検証後、舵角調整部に舵を装着し観測を実施した。
机上で実験できる寸法とし手軽に実習が行えることや、多くの学生が動的な流体力学実験を自ら触って、見て、感じられることなど利点が多い。CFDによる流体現象可視化教材(画像(流速、流向、圧力分布)、アニメーションで可視化した教材)を活用した授業を展開しており、併せて活用することで流体力学現象を捉えやすく、流体力学の興味、理解促進に繋がると考える。

報告書

(1件)
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 船舶関連流体現象の理解促進を目指した机上回流水槽装置と実習プログラムの開発2012

    • 著者名/発表者名
      浦恵里夏
    • 学会等名
      平成23年度実験・実習技術研究会
    • 発表場所
      神戸大学(兵庫県)
    • 年月日
      2012-03-14
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書

URL: 

公開日: 2011-04-06   更新日: 2020-05-15  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi