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離散型生産システムの挙動モデルと動作検証システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23919013
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 工学Ⅱ-B(情報系)
研究機関宮崎大学

研究代表者

高塚 佳代子  宮崎大学, 工学部, 技術職員

研究期間 (年度) 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
400千円 (直接経費: 400千円)
2011年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワード離散型生産システム / モデル化手法 / 動作検証手法
研究概要

<研究目的>
本研究では、離散型生産システムのために開発した挙動表現モデル「拡張時間ステートチャート」のモデル化手法、及び、そのモデルに基づく制御系設計手法を提案するとともに、そうして設計されたシステムが正しく動作するかどうかを検証するための手法を確立することを目的としている。
<研究方法と成果>
1.モデル化手法の開発に関しては、拡張時間ステートチャートの持つ自由度を一部制限し、その代わりに系統的に生成させるという方法を、生産システムが本来持っている「プロセスネットワーク型の構造」を生かすというアイディアに基づいて開発した。また、その妥当性・有効性を、計画の追加・取り消し・変更が頻繁に起こる現実規模の「特殊プラスティックフィルム製造プラント」を用いて確認した。(研究成果(雑誌論文)の2つ目)更に、本方法の有用性を、汎用ツール「UPPAAL」を用いた比較実験により確認した。(研究成果(雑誌論文)の3つ目)
2.制御系設計手法の開発については、制御動作を実機上で実現するのに必要な様々な情報を、拡張時間ステートチャートから、いくつかの「テンプレート」を用いて系統的に抽出させる方法を開発し、その妥当性・有効性をフローショップ型のFA実験装置を用いて確認した。(SICE論文誌投稿中)
3.拡張時間ステートチャートに基づく検証手法としては、モデルチェッキング手法に基づく論理的検証手法の開発を進めると共に、「詳細な部分検証がし辛い」という当該検証手法の弱点を補うための方法論の開発を行った。;具体的には、拡張時間ステートチャート上の性質検証を、そのモデルの中間モデルとして得られるプロセスネットワーク型モデル上で間接的に行わせるような方法論として、汎用ツール「SPIN」の利用を前提とした手法を開発し、その妥当性・有効性を、FA実験装置を用いて確認した。(研究成果(雑誌論文)の1つ目)

報告書

(1件)
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 離散事象システムの検証性質記述の操作性規範に基づく段階的作成法について2011

    • 著者名/発表者名
      高塚, 藤本, 冨田
    • 雑誌名

      計測自動制御学会システム・情報部門第49回離散事象システム研究会講演論文集

      ページ: 53-58

    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [雑誌論文] ネットワーク型生産システムの分権協調的運用モデルの提案とその検証2011

    • 著者名/発表者名
      高塚, 冨田
    • 雑誌名

      計測自動制御学会システム・情報部門学術講演論文集

      ページ: 319-324

    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 離散型生産システムの検証におけるUPPAALの適応範囲とモデル化の方法に関する検討(-拡張時間ステートチャートベースの検証手法との比較)2011

    • 著者名/発表者名
      高塚, 新名, 冨田
    • 雑誌名

      計測自動制御学会システム・情報部門第50回離散事象システム研究会講演論文集

      ページ: 51-56

    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [学会発表] 離散型生産システムの検証におけるUPPAALの適応範囲とモデル化の方法に関する検討(-拡張時間ステートチャートベースの検証手法との比較)2011

    • 著者名/発表者名
      高塚佳代子
    • 学会等名
      計測自動制御学会システム・情報部門第50回離散事象システム研究会講演論文集
    • 発表場所
      首都大学東京秋葉原サテライトキャンパス
    • 年月日
      2011-12-09
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [学会発表] ネットワーク型生産システムの分権協調的運用モデルの提案とその検証2011

    • 著者名/発表者名
      高塚佳代子
    • 学会等名
      計測自動制御学会システム・情報部門学術講演会
    • 発表場所
      国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都)
    • 年月日
      2011-11-22
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [学会発表] 離散事象システムの検証性質記述の操作性規範に基づく段階的作成法について2011

    • 著者名/発表者名
      高塚佳代子
    • 学会等名
      計測自動制御学会システム・情報部門第49回離散事象システム研究会
    • 発表場所
      長岡技術科学大学マルチメディアシステムセンター
    • 年月日
      2011-06-03
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書

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公開日: 2011-04-06   更新日: 2020-05-15  

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