• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

北陸地方で産出する石灰石骨材の岩石学的検査とASR試験法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23920013
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 工学Ⅲ(土木・建築工学系)
研究機関金沢大学

研究代表者

山戸 博晃  金沢大学, 理工研究域, 主任技術職員

研究期間 (年度) 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
2011年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード石灰石骨材 / 促進モルタルバー法(ASTM C1260) / 岩石・鉱物学的試験
研究概要

(研究目的)
近年、コンクリートの乾燥収縮とアルカリシリカ反応(ASR)との両抑制対策の観点から、全国的に石灰石骨材の使用が注目されており、北陸地方の一部の地域でも、石灰石をコンクリート用骨材として使用されてきている。しかし、アメリカやカナダでのASRによる劣化事例から、不純物を含む一部の石灰石は、反応性鉱物である隠微晶質石英を含有することがあり、このような石灰石を用いたコンクリートは遅延膨張型のASRが発生することが知られている。そのため、北陸地方で使用される石灰石骨材の岩石・鉱物学的特徴とASTM C1260によるアルカリシリカ反応性の評価の適否を検討した。
(研究方法)
1.石灰石骨材の岩石・鉱物学的特徴の調査
現地の砕石山から採取した石灰石骨材の化学成分や鉱物組成をX線回折分析、蛍光X線分析および偏光顕微鏡観察により明らかにする。
2.石灰石骨材のアルカリシリカ反応性の評価
化学法(JIS A1145)、モルタルバー法(JIS A1146)および促進モルタルバー法(ASTM C1260)を実施し、石灰石骨材の適切なASRの判定方法を明らかにする。
(研究成果)
石灰石骨材の産出地によっては、石灰石中のはさみ(不純物)として頁岩やチャートなどを含有しているものがあった。これらの不純物を含んだ石灰石骨材のASR試験では、化学法(JIS A1145)やモルタルバー法(JIS A1146)では判定できないが、促進モルタルバー法(ASTM C1260)では、不純物による影響を適切に評価できる事が確認された。

報告書

(1件)
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] ASTM C1260による石灰石骨材のアルカリシリカ反応性の評価2012

    • 著者名/発表者名
      山戸博晃、広野真一、鳥居和之
    • 雑誌名

      土木学会年次学術講演会講演概要集

      巻: 34(掲載確定)

    • 関連する報告書
      2011 実績報告書

URL: 

公開日: 2011-04-06   更新日: 2020-05-15  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi