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防災学習会の参加者が自宅用立体的避難地図を簡単に作成できる教材システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23922016
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 工学Ⅴ(その他工学)
研究機関愛媛大学

研究代表者

渡部 正康  愛媛大学, 工学部, 技術職員

研究期間 (年度) 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
2011年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード防災 / 3D-GIS / タッチパネル
研究概要

[研究目的]
防災情報の提供には,主に平面地図が用いられている.これを立体模型のように表現することで,地形起伏や集水域などの災害に関する地理情報が把握しやすくなる.また避難計画策定に際し,道路傾斜や経路阻害など考慮すべき要件を直感的に把握できるようになる.本研究では,自主防災組織などのパソコンの扱いに詳しくない人が容易に扱えるように,地図が表示された画面をなぞるだけで,地形を好きな方向から見る,書き込むなどの操作を直感的に行える「防災用立体的地理情報システム」を開発した.
[研究方法]
3D-GISソフトを講演会場で運用する形態を想定し,開発を行った.基盤データとして国土地理院の基盤地図情報や電子国土から立体的地形や建物情報,空撮写真などを取得し,対象地域の地形や建物など地理要素を立体的に可視化した.システムに実装した入力・編集などの機能は主として,地形に被災域などの描画を行う,立て看板的に画像や文字を設置する,避難経路を描いて入力する,GPSで取得した移動経路をアニメーション表示する,などである.これらをPCに詳しくない地元の住人が直感的に操作できるよう,特にインターフェースや操作手順に工夫を行った.ソフトの開発・運用環境としてMicrosoft Windows上でVisual C#と,DirextXを用いている.
[研究成果]
開発したGISは公共の地理データを利用しており,日本全国の地域で適用可能である.性能評価のため自主防災組織関係者に試用してもらい,自治体が配布したハザードマップで把握し難かった点をわかりやすく表現する効果が確認できた.特に高齢者からは,自宅~避難所間のみを大きく表示した地域防災地図の要望が大きく,教育効果が期待できる.

報告書

(1件)
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 3D-GISのインタラクションデザインに関する提案2012

    • 著者名/発表者名
      二神透
    • 学会等名
      第五回四国GISシンポジウム午前の部:GIS学会四国支部研究発表会
    • 発表場所
      サンポートホール高松61会議室
    • 年月日
      2012-01-10
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書

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公開日: 2011-04-06   更新日: 2020-05-15  

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