• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

バタフライガーデンを活用した小学校理科授業プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23924003
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 生物学Ⅱ(動物)
研究機関利府町立菅谷台小学校

研究代表者

成田 智哉  利府町立菅谷台小学校, 小学校教諭

研究期間 (年度) 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
2011年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードバタフライガーデン / 小学校理科 / 生活環
研究概要

○研究の目的
バタフライガーデン(以下BG)を設営して効果的にチョウを呼び寄せ,継続観察させながら生活環をとらえさせたり,形態や生態と環境との関係を比較・追究させる授業プログラムを開発し,その多様性をとらえさせたりすることが本研究の目的であった。
○研究の方法
小学校理科や総合的な学習の時間を利用し,教材として活用可能なチョウが飛来・産卵する植物を検討,植栽しながら,BGの設営・維持・管理を行った。その上で,児童に,幼虫や成虫の形態や生態を拡大映像や高速度映像等を用いながら観察・記録させ,生活環と成育環境への適応をとらえさせる授業プログラムの有効性を探った。
○研究の成果
1宮城教育大学や他県の実践者と連携を図りながら,BGの整備を進めた。その結果,アゲハチョウ科を中心にシロチョウ科,シジミチョウ科,ジャノメチョウ科,タテハチョウ科,セセリチョウ科の定期的な飛来が見られ,うち数種の生活環を児童に観察させることができた。そこで,学校全体のカリキュラムを見直し,BGの活用を試行した。低学年生活科での自然観察,中学年理科での昆虫をはじめとする生物の飼育・観察,6年生の総合的な学習での地域の自然観察の場として,BGを活用することができた。
21の理科の観察の際,高速度記録カメラを用いて蝶の羽の動き等を記録し児童に視聴させたことで,動きを精密に観察する他,形態についてまで関心をもったことが児童のノート記録から分かった。
3上記1,2の実践から,BGを児童や職員,地域と連携して設営を推進してきたことは,地域の自然環境への関心を高めるとともに,小学校理科において,チョウの生活環や形態を学習する上で有効であることが分かった。今後は,計画的な植栽と管理・維持,バタフライガーデンを活用した親たな授業プログラムの開発に努めるとともに,設営している学校のネットワークづくりを視野に入れて研究を進めていきたい。

報告書

(1件)
  • 2011 実績報告書

URL: 

公開日: 2011-04-06   更新日: 2020-05-15  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi