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アセチルコリンエステラーゼ活性測定の自動分析法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 23931037
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 臨床医学
研究機関東海大学

研究代表者

間瀬 浩安  東海大学, 医学部付属病院・臨床技術部・臨床検査技術科, 医療技術職員

研究期間 (年度) 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
2011年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードアセチルコリンエステラーゼ自動測定 / 汎用自動分析装置
研究概要

アセチルコリンエステラーゼ(以下AChE)はアセチルコリンを介して神経伝達系をコントロールする酵素である。有機リン系農薬を服毒した場合には、このアセチルコリンエステラーゼおよび血清中に存在するブチルコリンエステラーゼが低下する。現在、有機リン中毒患者の臨床経過としては、ブチルコリンエステラーゼを観察することが一般に行われている。しかし有機リン中毒の場合は神経伝達系作動に関与するAChEを測定することが望ましいとされている。従来の測定法では、特異性も低く用手法で行うために時間も要し有機リン中毒患者経過観察としての利用頻度は低い。今回はAChEに特異的とされるMATP+を試薬として日立7600自動分析装置Pモジュール(日立ハイテクノロジーズ)を使用して測定法確立を試みた。
1.自動分析装置への分析条件設定
用手法の測定法に準じSample量12.5μL、使用試薬量は第一試薬225μL、第2試薬25μLとして分析条件を入力しエラーの発生しないことが確認できた。
2.致適測定条件の検索
測定する試薬の致適pHを7.0から8.0の間で検索した、最も反応性の良かったpHは7.4であった。
致適測定波長を見つけるために、溶血させた血液をSampleとして自動分析装置で設定できる340~800nmの範囲で調査を行い、405nmでの吸光度が最も良いことが確認できた。
3.自動分析装置への致適条件での測定
測定波長405nm、第一試薬pH7.4リン酸バッファー、第2試薬DTNB、MATP+混和基質として再度測定条件を入力し、従来法との相関、同時再現性および日差再現性の確認を行った。同時再現性で多少のバラツキが見られるものの相関性、日差再現性は良好な結果が得られた。
本測定条件により自動分析装置への対応が可能であることが示唆される。

報告書

(1件)
  • 2011 実績報告書

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公開日: 2011-04-06   更新日: 2016-04-21  

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