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折り紙を用いた健康相談活動の効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23934007
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 健康・スポーツ科学
研究機関広島大学

研究代表者

高橋 京子  広島大学, 附属東雲中学校, 養護教諭

研究期間 (年度) 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
300千円 (直接経費: 300千円)
2011年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
キーワード折り紙の種類 / 健康相談活動 / 精神健康
研究概要

本研究の目的は,保健室での健康相談活動に「折り紙」を導入し,生徒の気持ちや行動の変化からその効果を検討し,個々の生徒の精神的健康や,支援を要する生徒と折り紙の種類の関連を明らかにすることであった。方法として第2学年生徒78名を対象に,折り紙経験アンケート,日本版GHQ28精神健康調査,フェイスマークによるあなたの今の気分カード,折り紙調査を実施した。折り紙調査では「1枚折り,簡単」「1枚折り,難しい」「複合折り紙」「動く,遊びのある折り紙」「パーツを組み合わせる」「パーツを組み合わせた立体」の6種類の折り紙から自分の折りたいものを選ばせ,折り紙を折る前と後の気分の変化について分析を行った。これらの調査の分析結果から,個々の生徒の傾向,症状(身体疲労・不安不眠・社会活動障害・うつ傾向)における有効な折り紙の種類が明らかになってきた。「動き,遊びのある折り紙」は,完成したことによる達成感と折った作品が動くという意外性と驚きにより生徒が興味を持ったことが考えられ,どの症状においても選んだ生徒が最も多く,気分もプラスに改善されていることから,保健室での健康相談活動において折り紙を導入する場合には,最初に導入することで効果が得やすいという結果となった。また,生徒に提示する折り紙は,比較的簡単で見栄えがよく完成できることを考慮し,選ぶ必要があることがわかった。これらのことから,養護教諭が健康相談活動を行うときに誰でも活用できるツールとしての具体的な折紙の種類を一般化していくことへの第1歩となった。

報告書

(1件)
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 折り紙を用いた健康相談活動の効果に関する研究-生徒の気持ちや行動の変化と折り紙の種類について-2012

    • 著者名/発表者名
      広島大学附属東雲中学校
    • 雑誌名

      研究紀要

      巻: 43 ページ: 133-140

    • 関連する報告書
      2011 実績報告書

URL: 

公開日: 2011-04-06   更新日: 2016-04-21  

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