• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

幼児の遊びと手指の巧緻性の発達

研究課題

研究課題/領域番号 23935001
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 生活科学
研究機関東京学芸大学

研究代表者

赤石 元子  東京学芸大学, 附属幼稚園, 副園長

研究期間 (年度) 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
2011年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード幼児 / 手指の巧緻性 / 年齢差
研究概要

1.研究目的
本研究ではこれまで対象にされていなかった幼児における手指の巧緻性に注目し、幼児に適した計測方法を検討・実施し、幼稚園における3歳~5歳児学年までの手指の巧緻性の発達傾向を明らかにするとともに、幼稚園生活における遊びと巧緻性の発達の関連について追究する。
2.研究方法
幼児の手指の巧緻性を測定する方法として、(1)おりがみ四角折り(2)マグネット移し(3)ひも結び(4)ビーズ通しの4種のテストを開発し実施した。対象は国立大学附属幼稚園の3~5歳児計147名。調査期間は2011年7~10月。遊びの傾向については保育者の聞き取り調査を実施し幼児の手指の巧緻性の発達傾向を、年齢差、男女差の発生要因から検討した。
3.研究成果
(1)年齢差:学年と月例の両面から検討した。全てのテスト項目において、学年があがるにつれて成績が上昇し、男女ともほぼ全ての項目で学年間の有意差は認められた。特に3歳児と4歳児学年及び男児の年齢差が顕著であった。マグネット移しとビーズ通しでは、月齢との相関性が高く、指先でつまむ作業における年齢差が高いことが明らかになった。
(2)男女差:3歳児と4歳児学年では、全ての項目において、女児の方が有意に成績が高く、5歳児学年では男児の方が成績がよい項目が見られるようになり、男女差が縮小する傾向が見られた。この結果については、今回の調査対象者の特徴であるのか、幼稚園という集団生活での共通経験によるものであるのかなど対象児の生活活動や遊びの観察を継続し、今後の研究課題として検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 2011 実績報告書

URL: 

公開日: 2011-04-06   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi