| 研究課題/領域番号 |
23H00017
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| 研究種目 |
基盤研究(A)
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| 配分区分 | 補助金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
中区分3:歴史学、考古学、博物館学およびその関連分野
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| 研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
鬼丸 武士 九州大学, 比較社会文化研究院, 教授 (80402824)
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| 研究分担者 |
岡田 友和 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 准教授 (10727788)
白石 隆 政策研究大学院大学, 政策研究科, 名誉教授 (40092241)
工藤 晶人 学習院大学, 文学部, 教授 (40513156)
吉田 信 南山大学, 国際教養学部, 教授 (60314457)
大田 省一 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 准教授 (60343117)
松枝 佳奈 九州大学, 比較社会文化研究院, 准教授 (60870061)
長田 紀之 九州大学, 比較社会文化研究院, 准教授 (70717925)
芹澤 隆道 山口県立大学, 国際文化学部, 講師 (70811248)
鈴木 英明 国立民族学博物館, グローバル現象研究部, 准教授 (80626317)
堀内 隆行 中央大学, 文学部, 教授 (90568346)
巽 由樹子 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (90643255)
藤本 健太朗 小樽商科大学, 商学部, 准教授 (40851944)
江頭 進 小樽商科大学, 商学部, 副学長 (80292077)
高木 佑輔 政策研究大学院大学, 政策研究科, 准教授 (80741462)
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| 研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2026年度)
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| 配分額 *注記 |
46,410千円 (直接経費: 35,700千円、間接経費: 10,710千円)
2026年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2025年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2024年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2023年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
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| キーワード | サーベイランス / ネットワーク / トワイライトゾーン / 警察 / 植民地抵抗運動 / 港市 / 植民地国家 / トワイライト・ゾーン / 出版社 |
| 研究開始時の研究の概要 |
戦間期、アジア・アフリカ地域の植民地では植民地統治からの解放を目指す植民地抵抗運動が活発化した。運動に携わる活動家の中には植民地国家の取り締まりを逃れ、国境を越えて活動を継続する者もいた。こうした移動する活動家に対して、植民地国家は政治情報警察などによる情報収集や、収集した情報をほかの植民地との間で回覧・共有することにより、その動向や所在、活動の実態を把握しようとしていた。本研究はこの植民地国家による移動する活動家に対する情報収集活動を、活動家の側の動向や所在、活動の実態と比較し、さらに双方の活動の重要な「場」であった港に注目しつつ検討し、その実態と限界を明らかにすることを目的とする。
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| 研究実績の概要 |
本研究は戦間期、アジア・アフリカ地域の植民地で植民地統治からの解放を目指した植民地抵抗運動の活動家たちを、植民地国家がどのように監視し、取り締まろうとしたのかを、特に植民地の境界を越えて移動する活動家への監視、取り締まりに焦点を当て、活動家の側の動向や所在、活動の実態と照らし合わせ、さらに活動の「場」であった港に注目しつつ、植民地国家による監視・取り締まり活動の実態とその限界を明らかにすることを目的としている。 本年度は昨年度の研究によって浮上した「トワイライト・ゾーン」、「出版社の役割」、そして植民地国家のサーベイランス、活動家のネットワーク、ネットワークの維持に重要な役割を果たしていた活動家・支援者の特定、場としての港の役割の6点について、研究を進展させることを目的に、研究活動を実施した。まず国内定例研究会を4回開催し、東南アジア地域、日本、アフリカ、ヨーロッパにおけるサーベイランス活動、活動家のネットワークと出版社、港の役割、トワイライト・ゾーンの存在などについて、先行研究や資料館で収集した資料を活用しながら、研究参加者間で分析・検討をおこなった。今年度は英領インドやイギリス海峡植民地の警察資料を研究参加者間で共有し、複数の視点から警察によるサーベイランス活動と対象とされた活動家のネットワークについての分析を実施した。オックスフォード大学の医療史研究グループとの国際共同研究も継続して実施し、その成果としての治安秩序維持と公衆衛生の分野での植民地国家によるサーベイランス活動の実態とその限界を明らかにした英文編著を出版した。またフィリピン共産党の主要メンバーだった人物に関する聞き取りと資料調査もおこなった。本年度はシンガポール、タイ、イギリス、オランダ、フランス、南アフリカ、日本で資料館での文献資料調査と臨地調査を実施し、得られた資料やデータの分析・検討を進めている。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度は昨年度の研究成果をもとに、トワイライト・ゾーンや出版社の役割、国家によるサーベイランスの実態、活動家のネットワークとネットワークを支えた支援者やキーパーソン、場としての港市といった本研究遂行上の重要なテーマや視点について、資料館での文献資料調査で得られた資料を共有し、共同して分析・検討をおこなった。その結果の一つとして、オックスフォード大学の医療史研究グループとの植民地における治安秩序維持と公衆衛生をめぐるサーベイランスの実態と限界を検討した研究成果としての英文編著に、本研究課題から得られた視点であるトワイライト・ゾーンに関する議論を取り入れ、出版することが出来た。以上の点から、本研究はおおむね順調に進展している。
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| 今後の研究の推進方策 |
本年度も引き続き、トワイライト・ゾーン、出版社の役割、国家によるサーベイランスの実態と限界、活動家のネットワークの動態、ネットワークを支えた支援者やキーパーソンの役割、そしてサーベイランスと活動家のネットワークが交差する場としての港市の役割などに焦点を当て、研究をおこなう。研究は国内定例研究会での分析・検討・議論を中心とし、必要に応じて国内外の資料館での文献資料調査、港市などでの臨地調査も実施する。その上で、本研究課題の成果とりまとめに向けた準備を開始する。
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