研究課題/領域番号 |
23H00072
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所 |
研究代表者 |
松下 達彦 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 研究系, 教授 (00255259)
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研究分担者 |
中俣 尚己 大阪大学, 国際教育交流センター, 准教授 (00598518)
岩下 真澄 福岡女子大学, 国際文理学部, 准教授 (00612037)
松田 真希子 東京都立大学, 人文科学研究科, 教授 (10361932)
河内 昭浩 群馬大学, 共同教育学部, 准教授 (10625172)
田中 祐輔 筑波大学, 人文社会系, 教授 (10707045)
橋本 直幸 福岡女子大学, 国際文理学部, 准教授 (30438113)
石黒 圭 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 研究系, 教授 (40313449)
柏野 和佳子 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 研究系, 准教授 (50311147)
小森 和子 明治大学, 国際日本学部, 専任教授 (60463890)
水本 篤 関西大学, 外国語学部, 教授 (80454768)
桜木 ともみ 国際基督教大学, 教養学部, レクチャラー (80643808)
本多 由美子 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 研究系, 特任助教 (80839936)
田中 牧郎 明治大学, 国際日本学部, 専任教授 (90217076)
石澤 徹 東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 准教授 (00636095)
黄 叢叢 明治大学, 国際日本学部, 助教 (91003705)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
45,890千円 (直接経費: 35,300千円、間接経費: 10,590千円)
2024年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2023年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 語彙データベース / 読解・聴解 / 語彙テスト / 日本語教育 / 国語教育 / 意味推測 / 日中対照 / ルビ(振り仮名) / 初級語彙 / 学年配当 / 文章の語彙的レベルの判定 / 語彙テスト開発 / 語彙・漢字の学年配当 / 日本語教育・国語教育 |
研究開始時の研究の概要 |
文章の語彙的レベルの学習者への適合度を判定できるようにする。 1. 語彙データベース情報の拡充、ツール、テストの開発 A)教育用日本語語彙データベース、B)文章診断ツール、C)語彙テストバッテリー 2.上記ツール、テストの日本語・国語教育への応用 D)目的に応じた効率的な語彙学習順序の提案、E)読解・聴解の素材の適合度診断基準の開発、F)語彙テスト、読解テストと合わせた教育実践による適合度診断基準の検証
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研究実績の概要 |
2023年度は研究組織内での分担や進め方の確認をはじめに行った上、資料やデータを共有する仕組みを構築し、その後はサブプロジェクトごとに活動を進めた。最も大きなサブプロジェクトは各種データを統合したデータベースの構築である。大別して二つあり、一つは日本語教育用で、もう一つは国語教育用である。日本語教育用については、特に初級語彙リストの見直しを目的としたものであり、関連の文献・データの収集や作成手順をまとめた論文の作成などを行った。国語教育用については、主に学年別配当語彙の試案を作成するためのものであり、関連の文献・データの収集と併せて、採録語の単位の統一など、データ統合のために必要な作業を時間をかけて進めた。 その他の関連のサブプロジェクトとして、第1言語の影響を予測するための日中対照漢字語データベースの拡充を開始した。中国語に存在しない日本語漢語の意味推測に関する実験の準備も進めている。 未習語であっても単漢字の意味から語の意味を容易に推測できるものと容易には推測できないものがあるが、それについて、成人の日本語学習者と、小学生の母語学習者を対象にした実験の計画をまとめた。 語の学年配当と漢字の学年配当は一致しない場合に、漢字+ルビで提示するのか、かな提示するのかという問題を解決するため、ルビ効果の測定の実験の計画を進めている。 ビジネス、就労関係の語彙データの作成も検討しているが、2023年度終了時点においては、まだ計画ができていない。その他の点に関しては、おおむね予定通り進んでいる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
データベースの作成作業については、収録すべきデータの検討がおおよそ終了した。採録語の単位をそろえる作業に時間がかかっている部分や、入手に時間のかかっているデータなどもあるが、2024年度中にマスターデータベースを完成させられる見通しまでは立てられた。言語行動調査の計画はやや遅れているが、関連資料は収集した。 その他のサブプロプロジェクトについてもおおむね予定通り進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は予定通りデータベースを完成に近づけ、語彙頻度プロファイラーの設計・構築に入る。語彙テストの作成もできそうな部分から始める。日本語教育用初級語彙リストの見直しを進めるため、言語行動調査を計画、実行する。また、ビジネス、就労に関する語彙データの作成の検討に手をつけられればと考えている。サブプロジェクトの意味推測の実験を進め、日中対照漢字語データベースを拡充し、新たに日韓対照同根語データベースも構築する。ルビの効果を測定する実験なども計画を立て、年度末までには実験を行いたい。
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