研究課題
基盤研究(A)
岩石物性の劇的な変化がリソスフェア‐アセノスフェア間に必要であるが、その原因として、岩石に含まれる水 vs.メルト説の択一的議論が30年以上続いてきた。我々地震研グループは最近、水・メルト説が直面する問題全てを解決する新しいメカニズム「粒界disordering」説を提案した。本研究では、鉱物「粒界disordering」の原子レベルでの構造、熱力学的特性、出現条件、高温変形を含む粒界輸送特性への役割を実験的に調べ、地球内部の柔らかなるものの実体を解明する。