研究課題
基盤研究(A)
日本の総輸出額(約70兆円)の1/4を部品が占めていてる.中でも、あらゆる電子機器に積層セラミックスコンデンサ(MLCC)が機器の安定動作に不可欠な役割を果たしている.現行のMLCCにおいて,比誘電率が2-3千を持つBaTiO3が使用されている.しかし,従来技術の延長では,今後の市場ニーズに応えることは難しく,新材料開発などのパラダイムシフトが必要であることが,電子部品業界における共通認識となっている.本研究では、世界に先駆けて我々が発見したフェリ誘電体の分極電場応答を利用した材料設計指針を確立し、次世代コンデンサをはじめとする新規電子デバイスを創製する.