研究課題
基盤研究(B)
長期記憶の形成・維持には活動依存的な遺伝子発現をともなう神経回路の再編成が必要である。しかしながら、学習時の神経活動から遺伝子発現、シナプス変化・神経回路再編成、記憶形成という時間的に連続した過程をつなぐルールや制御機構は依然として不明である。本研究は1)活動依存的遺伝子Arcの発現を起点とする長期記憶、とくに遠隔記憶を形成・維持する神経回路およびその分子・細胞機構、および2)記憶情報を活用した行動決定を行う神経回路とその分子・細胞基盤を明らかにする。