研究課題
基盤研究(B)
炎症性腸疾患は腸管の慢性炎症の疾患で、クローン病、潰瘍性大腸炎ともに急速な患者数の増加を認めている。近年、様々な腸管の炎症を抑える薬の開発が進む中で、治療の中心は合併症にも及ぶ。腸管の炎症とパラレルに、関節痛、肝臓病、皮膚病といった様々な合併症が、患者別に起きることが知られているが、その詳細については明らかでない。そこで、マウス腸炎モデルを使用し、外的要因(腸内細菌)、内的要因(遺伝子変異)を撹乱することで腸管外にどのような病変が起きるかを解明し新たな治療法を模索する。