研究課題/領域番号 |
23H05021
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
1170:教育学・教育社会学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
樋熊 亜衣 筑波大学, ヒューマンエンパワーメント推進局, ディレクター
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
480千円 (直接経費: 480千円)
2023年度: 480千円 (直接経費: 480千円)
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キーワード | ダイバーシティ / 女性研究者支援 / キャリア / ダイバーシティ推進室 / ジェンダー / キャリアパス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究はダイバーシティ推進室における実務に焦点を置く。 ダイバーシティ推進は様々な組織で重要な課題の一つと位置付けられながら、組織によって業務内容や担当部署の位置づけ等はまちまちである。そこで本研究は、現在「ダイバーシティ推進」としてどのような業務が行われているのか、またそれを担当する部署や担当者が抱える課題について調査・分析することで、より効率的なダイバーシティ推進に向けた方策を検討する。
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研究成果の概要 |
近年「ダイバーシティ」という言葉は社会にも浸透し、ダイバーシティ推進を担う部署(ダイバーシティ推進室)を設置している大学も増えつつある。本研究では、国公私立大学に設置されている「ダイバーシティ推進室」(124ヵ所)の実務担当者に対してアンケート調査を実施し、どのような取組を行っているのか、取組を行うにあたってどのような課題があるのかについて明らかにした。また、そうした取組を行う実務担当者の雇用状況等にも言及し、ダイバーシティ推進室での業務が実務担当者のキャリアにどのような影響を与えているのかについても確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、大学におけるダイバーシティ推進の取組についてその概観を示したことにある。多様な学生・教職員が所属する大学という組織では、今後ますます「ダイバーシティ推進室」の存在は大きくなっていくと考えられるが、実際にどのような取組が行われているのかという点については、個別の大学の取組が取り上げられることはあってもその全体像は把握されてこなかった。またそこで働く担当者の雇用状況に焦点をあて、学部学科等の教育組織以外で働く教員や専門職員のキャリアパスの課題にも言及することができた。
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