研究課題/領域番号 |
23H05091
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
1180:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 幸田町立豊坂小学校 |
研究代表者 |
犬塚 創太 幸田町立豊坂小学校, 小学校教諭
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
370千円 (直接経費: 370千円)
2023年度: 370千円 (直接経費: 370千円)
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キーワード | 素朴概念 / 力と運動 / 力学 / ICT / タブレット端末 / MIF素朴概念 |
研究開始時の研究の概要 |
理科の学習において、運動方向に力が働いていると考えるMIF素朴概念は、科学概念への転換が難しい。本研究では、タブレットに働いている力をリアルタイムで表示できるアプリを開発し、中学校第3学年「力と運動」において授業実践を行う。その際、生徒へアンケートをとり、どの程度概念転換に有効であったかを調べる。
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研究成果の概要 |
力学概念は学習後も誤ったまま保持されることが多く,概念転換を促す様々な教材が開発されてきたが,中学校段階でタブレット端末を用いた教材は少ない.本研究では,斜面及び水平面上で運動する台車に働く力を,ベクトル表示するタブレット教材を開発し,中学校第3学年「力の合成と分解」「力と運動」においてその教材を用いたときの有効性を検証した.iPadの物理センサーを用いて目的のアプリは作成できた.質問紙を用いた調査の結果,斜面上の物体に働く力の作図,運動中の物体に働く力の理解が促されることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
GIGAスクール構想によって一人一台タブレットの配備がなされた。「力と運動」の教材は、これまでに様々なものが開発されてきているが、本単元では記録タイマーの実験が行われることが多く、別の教材を準備する余裕がない。本研究で開発したタブレットアプリを用いて力学概念の転換を促せるのであれば、その教育的意義は大きい。
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