研究課題/領域番号 |
23H05113
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
1190:特別支援教育関連
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研究機関 | 長野県塩尻市立桔梗小学校 |
研究代表者 |
田中 亮 長野県塩尻市立桔梗小学校, 教諭
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
430千円 (直接経費: 430千円)
2023年度: 430千円 (直接経費: 430千円)
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キーワード | 医療的ケア / 病弱教育 / 通常の学級 / 小学校 |
研究開始時の研究の概要 |
近年,いわゆる医療的ケアを必要としながら,小学校等の通常の学級で学ぶ児童生徒が増えている。しかし、多くの学校では支援体制の構築は未整備のままの現状にある。そこで、特別支援学校並びに小学校を対象として、現状の成果と課題を調査し、その傾向を分析する。それにより、小学校の通常の学級における小児慢性疾患等により医療的ケアを必要とする子どもの支援体制構築に向けたプロセスを明らかにする。
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研究成果の概要 |
小学校の通常の学級における小児慢性疾患等により医療的ケアを必要とする子どもの支援体制の構築は、多職種連携・協働が基盤となり成立するものであり、特に、学校看護師がその役割を大きく果たすことが考えられた。それとともに、医療的ケア児を含めたすべての子どもの健康状態を看護と教育の両側面から総合的かつ綿密に把握や実行することが専門性として求められており、これは、切れ目のない連続性をもった「トータル・ケア」の視点からの支援が、支援体制構築の上で、非常に重要であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小学校通常の学級において看護師免許を有する学校職員の専門性が明らかをなり、それに伴い、医療的ケアに対応する支援体制の構築に向けたプロセスの一端が開発された。これにより、本研究での成果を基盤として、今後は、小学校における医療的ケアに対応できる専門性の高い具体的な支援法や教員研修の充実の提案が可能となることが期待できる。
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