研究課題/領域番号 |
23H05196
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
2160:土木工学、建築学、航空宇宙工学、船舶海洋工学、社会システム工学、安全工学、防災工学およびその関連分野
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
吉直 卓也 宇都宮大学, 地域デザイン科学部, 技術専門職員
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
420千円 (直接経費: 420千円)
2023年度: 420千円 (直接経費: 420千円)
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キーワード | 関東ローム / アロフェン / 一軸圧縮強度 |
研究開始時の研究の概要 |
豪雨や地震による地盤災害発生時には、火山由来の関東ロームが問題となる事がある。関東ロームは、セメント添加による固化改良が難しく、特殊セメントが必要である。特に北関東では都市化が進んでいないため、ローカルな関東ロームの固化改良の事例は少なく、災害時の復旧工事で問題が生じることが予想される。そのため、本件研究では、関東ロームのセメント改良時の物理特性と力学特性を把握することで、地盤改良の手段を確立することを目的とする。
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研究成果の概要 |
本研究では,栃木県産関東ロームの物性試験と酸アルカリ交互溶解法によるアロフェン含有量の測定を行い24.93%との結果を得られた.そこでアロフェン含有量が一軸圧縮強度へ与える影響把握のため,カオリンに工業用アロフェン(アロフェン含有量97.14%)を添加して,配合割合の異なる供試体を作成し一軸圧縮試験を行った.試験よりアロフェン添加量が多い供試体ほど一軸圧縮強度が小さい結果が得られた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果より,栃木県産関東ロームのアロフェン含有量が測定された.また,アロフェン含有量が強度に及ぼす影響が明らかになったことにより,日本各地に存在するアロフェンを含む特殊土における,斜面災害とアロフェン含有量の関係を検討すべく今後研究を継続する予定である.
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