研究課題/領域番号 |
23H05295
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
3180:医療薬学関連
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
横田 隼人 秋田大学, 医学部附属病院, 薬剤師
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
450千円 (直接経費: 450千円)
2023年度: 450千円 (直接経費: 450千円)
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キーワード | オシメルチニブ / 血中濃度 / プレグナンX受容体 / 遺伝子多型 / 薬物動態 |
研究開始時の研究の概要 |
オシメルチニブは非小細胞肺がん患者において、1次治療より広く用いられる経口抗がん剤の1つである。その治療効果には、オシメルチニブの血中濃度が関与することが報告されているが、個体間変動が大きく、その原因は未だ明らかにされていない。オシメルチニブは、代謝酵素CYP3A4およびABCトランスポーターによって代謝・排泄される薬剤である。これらの発現や誘導に関わるプレグナン受容体(PXR)の活性に影響する遺伝子多型に着目し、PXR遺伝子多型とオシメルチニブ血中濃度の関係について検討する研究である。
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研究成果の概要 |
非小細胞肺がん患者におけるオシメルチニブの体内動態に及ぼすプレグナンX受容体(NR1I2)遺伝子多型の影響について検討した。非小細胞肺がん患者32名を対象に、NR1I2(rs6785049、rs2276707)遺伝子多型について、それぞれ2群に分けて解析を行ったところ、オシメルチニブの血中濃度との間に有意な差は観察されなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
オシメルチニブの血中濃度は治療効果と相関することが報告されている。またオシメルチニブは、体内動態における個体間変動が大きい薬剤であるが、その要因は未だ明らかになっていない。本研究で検討したNR1I2(rs6785049、rs2276707)遺伝子多型は、オシメルチニブの体内曝露量に影響を及ぼさないことが示唆された。その他のNR1I2遺伝子多型について、今後さらなる検討が必要である。これらの影響が明らかになれば、内服開始前の測定により、個々の症例に合わせて投与量を調節することができる可能性がある。
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