研究成果の概要 |
京都大学医学部附属病院脳神経外科において、覚醒下手術を受けた患者57症例を対象とし、覚醒指示によるプロポフォール投与停止以降の最大5ポイントにおいて、ヒト血清およびヒト摘出脳検体(5-30mg)を採取し高速液体クロマトグラフィーにより測定した。また、血中105検体・脳中80検体の実測値に基づき、脳中濃度と血中濃度の比であるKp値を考慮することにより、血中及び脳中のプロポフォール濃度を良好に予測可能な新たな母集団薬物動態モデルを構築することに成功した。この成果については、2023年度に学術論文として採択された(Kawata M,Sci Rep. 14: 6326, 2024)。
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