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近位依存性ビオチン標識酵素によるNLRP3インフラマソーム活性化に関与する分子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 23H05323
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3190:生体の構造と機能、病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
研究機関愛媛大学

研究代表者

金子 直恵  愛媛大学, 医学系研究科, 技術専門職員

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
480千円 (直接経費: 480千円)
2023年度: 480千円 (直接経費: 480千円)
キーワードインフラマソーム / 近位依存性ビオチン標識酵素 / 炎症
研究開始時の研究の概要

NLRP3インフラマソームは、遺伝性炎症疾患やメタボリックシンドロームなど、様々な疾患への関与が報告されている細胞内タンパク質複合体である。その調節機構について研究が進展しているが、全体像は未だ不明な点が多い。これまでに私たちは、タンパク質アレイを用いて、NLRP3の機能を調節する新規タンパク質を明らかにしてきた。加えて本年度は、近位依存性ビオチン標識酵素AirIDを用いて、細胞内でNLRP3と相互作用するタンパク質を網羅的に探索し、どのような分子が協働してNLRP3の活性化を調節しているのかというメカニズムの全体像を明らかにする。

研究成果の概要

NLRP3インフラマソームは、遺伝性炎症疾患やメタボリックシンドロームなど、様々な疾患への関与が報告されている細胞内タンパク質複合体であるが、その調節機構については未だ不明な点が多い。そこで本研究では、NLRP3インフラマソーム活性化のメカニズムの全体像を明らかにすることを目的として、近位依存性ビオチン標識酵素AirIDを用いて、細胞内でNLRP3と相互作用するタンパク質を網羅的に探索した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

昨年度までに我々は、ヒトの約2万種類のタンパク質アレイを用いてNLRP3インフラマソームの活性化に影響を及ぼすタンパク質を同定し、cryopyrin-associated nano enhancer (CANE)と名付けた。それに加えて近位依存性ビオチン標識酵素AirIDを用いてNLRP3インフラマソーム活性化のメカニズムの全体像を明らかにすることで、NLRP3インフラマソームが関与する疾患の発症機序ならびに治療薬の開発につながる可能性がある。

報告書

(2件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] CANE, a component of the NLRP3 inflammasome, promotes inflammasome activation2024

    • 著者名/発表者名
      Kaneko Naoe、Kurata Mie、Yamamoto Toshihiro、Sakamoto Akimasa、Takada Yasutsugu、Kosako Hidetaka、Takeda Hiroyuki、Sawasaki Tatsuya、Masumoto Junya
    • 雑誌名

      Journal of Immunology

      巻: 213 号: 1 ページ: 1-10

    • DOI

      10.4049/jimmunol.2300175

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] NLRP3インフラマソームの機能を調節する新規分子の同定2023

    • 著者名/発表者名
      金子直恵、倉田美恵、山本敏弘、竹田浩之、澤崎達也、増本純也
    • 学会等名
      第46回 日本分子生物学会年会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2025-01-30  

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