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エピテーゼの新規接着法の構築

研究課題

研究課題/領域番号 23H05359
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3230:口腔科学およびその関連分野
研究機関北海道大学

研究代表者

若林 侑輝  北海道大学, 大学病院, 歯科技工士 (90992743)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
460千円 (直接経費: 460千円)
2023年度: 460千円 (直接経費: 460千円)
キーワードエピテーゼ / 接着 / フィルムドレッシング
研究開始時の研究の概要

防水やガーゼ・パッドの固定などに使用されるフィルムドレッシングと呼ばれる素材は,透明で薄いため目立ちにくく,汗や筋肉の動きにも対応可能なものがある.これをエピテーゼの上から貼付し医療用接着剤と併用することで,動きや汗に対応できるようにすることを目指す.また,フィルムドレッシングの上からはメイクアップを施すことが可能であるため,自然な顔貌を作り出すことが可能になると思われる.本研究の目的は,汗や動きに耐えられ,なおかつの審美性の良いエピテーゼの新規接着法を構築することである.

研究成果の概要

シリコーンの接着方法について医療用接着剤のみの使用と,医療用接着剤とフィルムドレッシング(創部の保護やガーゼの固定に用いる防水フィルム)を併用した場合を比較した.被験者自身にシリコーン製の試料体を接着してもらい,接着性や審美性についてアンケート調査を行った.
結果はフィルムドレッシングと併用した方が剥がれにくく,審美性にも優れていた.併用することにより外部刺激に対して辺縁が保護され,また医療用接着剤の一部が剥がれたとしてもフィルムドレッシングの維持力により長時間接着できたと考えられる.さらにフィルムドレッシングの表面性状により試料体が目立たなくなり審美性が改善できたと思われる.

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来の医療用接着剤のみの接着方法ではエピテーゼの剥がれやすさが問題であったが,医療用接着剤とフィルムドレッシングを併用する方法は汗や動きに強く、かつ審美的な外見を維持する接着方法であることが示された。これにより、顔面欠損患者のエピテーゼ治療の適応が広がり、社会復帰や日常生活への適応改善といった患者のQOLの向上に寄与できると思われる.

報告書

(2件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] エピテーゼの新規接着法の検討2023

    • 著者名/発表者名
      若林侑輝,川村碧,道田共博,西川圭吾,上田康夫,横山敦郎
    • 学会等名
      日本口腔顎顔面技工学会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2025-01-30  

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