研究課題
基盤研究(C)
立命館大学平井嘉一郎記念図書館加藤周一文庫所蔵の加藤周一の手稿ノートを整理・調査し、加藤周一がサルトルの思想をどのように受容していたかを研究する。具体的には、加藤周一が講談社『人類の知的遺産 サルトル』を執筆した際に、サルトルについて残しているノートを整理・調査する。そのことにより、フランス実存主義思想の戦後日本での受容のあり方についての研究を行う。このことは、フランス哲学の日本における受容についての研究として受容史研究の側面を持つとともに、日本の戦後思想形成の過程についての研究に資するものとなるはずである。