研究課題
基盤研究(C)
過疎化・少子高齢化の状況下において、長期に渡って緩やかに衰退するとされた神社神道に対する未来予測は、コロナ禍という未曾有の危機的状況に直面し、近年の当該研究の関連学界においても注目されている。しかし、どのような点が維持され、変化したかを判断する具体的なデータを示す研究は少ない。本研究では、人口減少と高齢化が加速度的に進む中、内部力・外部力との協働の見通しも立てづらい状況下で、地域に対して神社はどのような役割を果たしてきて、今後果たし得るのかを、宗教者や祭祀集団の当事者に注目した実態調査を通して宗教社会学的に分析・検討していく。