研究課題/領域番号 |
23K00238
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 愛知県立芸術大学 |
研究代表者 |
池田 泰教 愛知県立芸術大学, 美術学部, 准教授 (10747918)
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研究分担者 |
赤羽 亨 情報科学芸術大学院大学, メディア表現研究科, 教授 (00347379)
飛谷 謙介 長崎県立大学, 情報システム学部, 准教授 (50597333)
横山 徹 東京藝術大学, 音楽学部, 講師 (70899228)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2027年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 3Dアーカイブ / デジタルアーカイブ / アートドキュメンテーション / メディアアート / 3D / VR |
研究開始時の研究の概要 |
再制作を含む芸術作品の新たな保存戦略を前提とした記録資料への関心から、これまで3Dスキャニング技術を用いた芸術作品の記録手法研究を行ってきた。一連の研究によって鑑賞行動と作品変化のインタラクションの一部を記録・閲覧することが可能となったが、鑑賞者が任意の時間に何を見ているか(聴いているか)という主観的な視聴覚情報を閲覧するには至っていない。多くの作品が視聴覚変化を表現の基礎としていることから、鑑賞者の主観的視聴覚情報を含む展示記録資料は、後年の再制作時において有効な資料となりえる。本研究では展示空間の客観的事象および主観的視聴覚情報をVR空間上に再現する芸術作品記録手法の開発を行う。
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研究実績の概要 |
初年度となる本年は、開発環境の調査とアーカイブシステムの全体設計を主として行った。 また、その過程で3Dデータレコーダ/VRデータビューワーそれぞれの実働プロトタイプを開発し、複数回の小規模実験と検証を行った。 これらの成果は実機の展示(『glow-in progress』展[2023年11月17-29日 新宿眼科画廊])や日本映像学会中部支部研究会で公表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初予定していた開発環境調査および複数回の技術的試作を通して全体設計を順調に行うことができた。 このことは初年度に予定されていた3DデータレコーダープロトタイプIの開発だけでなく、来年度予定していたVRアーカイブビューワープロトタイプIを併せて開発開始することに繋がった。 また、これらの実働プロトタイプを用いた小規模実験を複数回行うことにも繋がった。 予定より実験回数を増やせたことによって、問題点へ着手も順調に行われており、概ね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は3DデータレコーダープロトタイプIの改善点としてセンサーデバイスの更新、マルチセンサーのデータ統合方法の見直し、データのオフライン処理方法の改善などに取り組み、プロトタイプIIを開発する。また、データビューワー部についてはVRインターフェイスの要件整理を行い、2025年度の開発要件の整理を進める
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