研究課題/領域番号 |
23K00259
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01080:科学社会学および科学技術史関連
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研究機関 | 埼玉学園大学 |
研究代表者 |
福永 肇 埼玉学園大学, 経済経営学部, 教授 (30364657)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 臺灣 / 臺灣病院史 / 臺灣の醫院 / 臺灣の醫療 / 國立臺北大學醫學院 / 臺灣總督府醫院 / 臺北帝國大學醫學院 / 臺北醫學專門學校 / 台湾病院史 |
研究開始時の研究の概要 |
日本が日治時代(1895~1945年)の台湾で行った医療政策(病院整備と展開)では何が行われ、何が行われなかったのかを整理し、それが戦後の台湾の医療にどのように継承され貢献したのか現代の日本ではそのように解釈している。しかしそれを裏付ける研究はまだない)、若しくはしなかったのかを分析、整理、評価し、ODAを始めとする今後の医療政策への改善提案に繋げる。
加えて、中華民国になった1945年から現代に至るまでの台湾の病院の整備、発展を調査研究し、日本に紹介する(台湾の病院には日本の病院が学ぶべき箇所が多々あるが、現在の日本では、台湾の病院に関しての知見がまだ蓄積していない)。
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研究実績の概要 |
1.【台湾での学会発表】2023年11月12日、臺灣醫學史學會2023年度學術総会にて学会発表。演題『Three important medical discoveries in Taiwan buried in history』、場所:國立臺灣大學醫學院國際会議場(台北)。 2.【台湾の病院現地調査報告】現地調査をレポート形式で独立行政法人国立病院機構福山医療センターの『FMC NEWS 福山医療センターだより』の2023年4月号~2024年3月号(Vol.16 No.4~Vol.17 Nov.3 )に12回連載。毎回約5千文字+写真約20枚にて報告。FMC NEWは発行部数1500部で、配布先は病院内の患者・職員・関係者、広島県の医療機関、国立病院機構の病院(140病院)などと聞いている。 3.【『(仮称)台湾病院史』の執筆(続行中)】本研究のメインである台湾病院史を執筆中。科研費期間(3年間)の初年度の令和5年度末時点で、原稿は約20万字になっており、今後も細部の歴史検証を行いながら執筆を進めていく。 4.【台湾現地病院・医学部調査報告】2023年5月に新型コロナが5類に移行。それまでは困難であった台湾での現地調査と病院入院部門への往訪が可能となった。2023年の9月と11月に台湾に出張し、現地の大学医学部および病院を視察・調査。研究資料収集も行った。●9月2日~12日の現地調査(台北市、新北市、基隆市、宜蘭市)にて、國防醫學院(学長と面談)、三軍總醫院(病院長と面談)、臺北市立聯合醫院仁愛院區(病院長と面談)、臺北市立聯合醫院中興院區(病院長と面談)、國立臺灣大學醫學院など33施設。●11月8日~11月18日の現地調査(台北、台中、埔里、嘉義)にて台北醫學大學、臺北市立聯合醫院仁愛院區、衛生福利部台北病院など19施設を視察。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
概ね順調に進展中。現地調査を行う研究対象の衛生福利省立醫院12の内、①花蓮醫院、②臺東醫院、③澎湖醫院の3病院の現地調査がまだ出来ていない。令和6年度中での往訪を目指したい。
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今後の研究の推進方策 |
1.現地調査を行う研究対象の衛生福利省立醫院12の内、①花蓮醫院、②臺東醫院、③澎湖醫院の3病院の現地調査がまだ出来ていない。令和6年度中での往訪を目指したい。
2.『(仮称)台湾病院史』の執筆続行。 3.日本医史学会(2024年9月、於:水戸市)で本研究を学会発表。
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