研究課題
基盤研究(C)
江戸時代・近世期の「人形浄瑠璃文楽」(義太夫節成立以後の人形芝居)の、真に科学的な通史の完成を目指して、資料整備を進めている。筆者は「浄瑠璃本」(通し本。演劇台本・脚本に相当)、「番付」(こんにちのポスター・チラシに相当)の二種の史料について、日本国内および海外で悉皆調査を展開してきた。近年新たに所在を把握した未調査機関を中心に実地踏査して、「浄瑠璃本」「番付」各データベースの充実と精度の向上を目指す。特に本研究課題においては番付データベースの試用版を作成して、公開運用に向けた改良点を検討するところまで進めたい。