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西鶴を中心とした俳諧・浮世草子・古典注釈学をめぐる研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K00325
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02010:日本文学関連
研究機関立教大学

研究代表者

水谷 隆之  立教大学, 文学部, 教授 (60454500)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2028-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2027年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード日本近世文学 / 浮世草子 / 俳諧 / 西鶴 / 北条団水
研究開始時の研究の概要

井原西鶴の俳諧と浮世草子にくわえ、西鶴第一の門人であった北条団水をはじめとする西鶴周辺の俳諧師・浮世草子作者および古典注釈学、遊女評判記の研究を行う。文芸諸ジャンルに亙る多角的な視座のもと、広範かつ精密な調査・分析を行い、それら一方についてのみでは不十分であった各研究を相互に補完、相対化することで、従来未解決のまま残されてきた西鶴およびその周辺の文芸に関する種々の問題を解明し、元禄期の日本文学の特質を浮き彫りにする。

研究実績の概要

研究初年度にあたる今年度は、元禄期の西鶴の俳諧に関する基礎的研究、『寛濶平家物語』の作者考証ならびにその出版書肆についての考察を進めた。
従来作者不明とされてきた『寛濶平家物語』(宝永7(1710)年刊)については、昨年度、「浮世草子に関する国際シンポジウム」(浮世草子研究会主催、2023年1月、於清泉女子大学)において、他の団水作品との極めて高い類似度から本書の作者を北条団水と認定してよい旨を報告して大方の賛同を得た。今年度は『寛濶平家物語』の内容分析をさらに進め、「八文字屋当左衞門」なる出版書肆が菊屋七郎兵衛であるか否かについて、宝永期の浮世草子出版界の動向にも目を配りつつ検討した。出版書肆の問題については未だ検討の必要があるが、以上の成果は近々論文にまとめて公表する予定である。
西鶴の俳諧については、特に元禄期における疎句俳諧の流行との関係を探りつつ、『俳諧四国猿』(律友編、元禄4(1691)年刊)、『誹諧渡し船』(順水編、元禄4年刊)に収録された西鶴の連句に注釈を施して、当該期の西鶴俳諧の特徴について考察した。この成果についても学術誌に掲載するべく作業を進めている。
その他、本研究課題における成果を反映しつつ『好色一代男』(島田雅彦訳、河出書房新社、2023年11月)に解題を執筆した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

資料調査にやや変更があったものの、当初の予定通りに研究を遂行できた。

今後の研究の推進方策

今年度の研究成果をふまえ、『寛濶平家物語』の作者ならびに出版書肆に関する論文を執筆して公表する。元禄期の西鶴の連句についての調査・分析を進め、その成果も随時公表していく。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 好色一代男2023

    • 著者名/発表者名
      島田雅彦訳、水谷隆之解題
    • 総ページ数
      216
    • 出版者
      河出書房新社
    • ISBN
      9784309420141
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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